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ロシア当局が「過激派」とみなすウクライナ関連の情報をインターネットで閲覧したとして20歳の男性が拘束され、その後、起訴されました。インターネット閲覧のみで罪に問われた初めてのケースだとみられます。
6日付のロシアメディアによりますと、中部のスベルドロフスク州の20歳の男性は9月24日、通勤中のバスの中でウクライナのアゾフ連隊やウクライナ側で戦うロシア義勇軍に関連する情報を閲覧しました。
その数時間後、FSB(連邦保安庁)が男性を拘束したということです。
弁護側は公判を通じて意図的ではなかったと主張しています。
独立系メディアは弁護士の話として、閲覧情報が携帯電話会社を通じて治安当局に提供されたと報じています。
そのうえで、当局が閲覧から数時間以内に被疑者を特定し、拘束できる監視システムを構築していることが明らかになったとしています。
ロシアでは当局が「過激派」とみなす情報をインターネットで検索しただけで最大5000ルーブル(9500円)の罰金が課せられる法律が9月1日から施行されていて、今回の事例は監視と情報統制が新たな段階に入ったことを示しています。
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