警察署で鑑識中に爆発　テロ事件関連での押収物　9人死亡　カシミール地方

　インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方の警察署で爆発物が爆発して、9人が死亡し、29人がけがをしました。

　カシミールでインドが支配する地域の都市スリナガルにある警察署で14日夜、爆発がありました。

　現地メディアなどによりますと、警察官や鑑識担当者ら少なくとも9人が死亡し、近隣の住民を含む29人がけがをしました。

　10日にインドの首都ニューデリーで起きたテロ事件関連で押収した爆発物が鑑識中に爆発したということです。

　警察幹部は「押収物が不安定な性質のため、細心の注意を払って扱っていたが残念ながら不慮の爆発が起きた」と説明しています。

　10日のテロ事件の実行犯とされる医師らはカシミール出身で、捜査当局はパキスタンに拠点を置くイスラム過激派との関連を調べています。