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EU=ヨーロッパ連合の外相にあたるカラス氏は、アメリカが提案したとされる新たなウクライナ和平案を巡り、「ウクライナとヨーロッパが支持することが必要不可欠だ」と指摘しました。
ベルギーのブリュッセルで20日に開かれたEU外相理事会では、アメリカのトランプ政権がウクライナに示したとされる、領土の割譲や軍隊の半減などを盛り込んだ、新たな和平案などが議題となりました。
EUのカラス外交安全保障上級代表は会合後、「いかなる和平案であっても、成功するためにはウクライナとヨーロッパが支持することが必要不可欠だ」と主張しました。
また「過去の和平交渉が決裂したのは、ロシアが実質的な約束を一切しなかったからだ」と指摘し、「圧力をかけるべきは被害者ではなく加害者だ。侵略に報酬を与えれば、さらなる侵略を招く」と強調しました。
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