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絶滅の恐れがあるとしてウナギの取引の規制などを議論する国際会議が、24日から始まります。日本に輸出する中国の業者からは不安の声が上がっています。
中国有数のウナギの養殖拠点、広東省台山市です。市全体で年1万トンを輸出し、取材した会社は加工品の8割を日本へ輸出していました。
一方、EU=ヨーロッパ連合などは、ニホンウナギを含むすべてのウナギの国際取引をワシントン条約に基づき規制すべきだと提案しています。
父の代からおよそ30年、熱心に養殖を続ける経営者は。
ウナギ加工会社の副社長 徐千恵氏
「もちろん非常に心配しています。多くのマイナス影響が出るのは間違いありません。ただ、どんな状況でも、商品の品質を守れば生き残れると信じています」
日本で流通するウナギのおよそ7割は輸入品で、多くが中国産です。
会議で規制が決まればこの先、値段が上がる恐れもあります。
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