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汚職などの罪で起訴され裁判が続いているイスラエルのネタニヤフ首相は、国益のため直ちに裁判を終わらせるべきなどとして大統領に恩赦を求めました。
ネタニヤフ首相は30日、ビデオメッセージで「裁判の継続は国家の分断をあおり、亀裂を深める」としてヘルツォグ大統領に恩赦を求めました。
安全保障や外交といった「国益」を考慮したほか、出廷要請の増加が首相としての職務遂行に大きな負担となっているなどと説明しています。
一方、大統領府は声明を発表し、「重大な影響を伴う異例の要請であり、真摯に対応する」と表明しました。
ネタニヤフ首相を巡ってはアメリカのトランプ大統領も先月、ヘルツォグ大統領に恩赦を与えることを検討するよう書簡を送っていました。
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