国際

報道ステーション

2025年12月1日 23:30

献花の列は1キロ以上も…香港火災の死者151人に “扇動”疑いで逮捕者が相次ぐ

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先月26日、大規模火災が起きた香港北部の大埔地区。
現場近くの運河沿いには、犠牲者を追悼しようと、数千人が列をなしました。

献花に来た人
「みんなやるせない気持ちで、残された人はこれしかできない」

犠牲者は、日ごとに増える一方です。

香港警察
「本日、午後4時時点で、死者は151人に上り、まだ増える可能性もあります」

火災があった7棟のうち、捜索が終わっていないのは2棟。また、連絡が取れていない30人余りが、行方不明となっています。

この火災に関連して、逮捕者が出ています。
香港メディアによりますと、警察に逮捕されたのは、元区議会議員の男性と、火災現場のボランティアの女性の2人とされています。容疑の詳しい内容は、わかっていません。

これまでにも、香港当局の責任を追及する署名運動を呼びかけた男性が逮捕されるなど、政府は、火災をきっかけに当局への批判が広がることを警戒しているとみられます。

中国外務省 林剣副報道局長
「(Q.政府の責任を問う市民が逮捕され、国外から批判が出ていますが)これは外交問題ではない。詳細は、香港特区政府に聞いてください」

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