国際

2025年12月3日 12:05

韓国「非常戒厳」から1年 李大統領 きょうを「国民主権の日」に制定

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 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が「非常戒厳」を宣言してから1年が経ち、李在明(イ・ジェミョン)大統領が12月3日を「国民主権の日」に制定すると発表しました。

 李大統領は会見で去年の非常戒厳を振り返り、「世界史で類を見ない民主主義の危機を平和的に克服した韓国の国民こそノーベル平和賞を受賞する資格がある」と話しました。

 そのうえで、12月3日を「国民主権の日」に定めると発表しました。

 去年の非常戒厳では、尹前大統領が北朝鮮や反国家勢力から韓国を守るなどの目的で軍を動員し、国会を封鎖させるなどしました。

 尹氏はその後、罷免(ひめん)され、内乱などの罪に問われています。

 夜に行われる大規模集会には、李大統領も出席します。

 一方、尹氏を擁護する保守系団体の集会も開かれる予定で、戒厳をきっかけにした国内の分断が鮮明になっています。

 今回制定された「国民主権の日」を巡っても反発が予想され、両陣営の対立が続くとみられます。

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