国際

報道ステーション

2025年12月3日 23:30

ロシア「同意できない項目ある」米ロ会談 和平案合意至らず

広告
1

ロシアとウクライナの和平案をめぐり、仲介するアメリカ側とプーチン大統領の会談が行われました。

会談の冒頭では、笑顔も見せながら、アメリカのウィトコフ特使らを歓迎したプーチン大統領。しかし、その後、5時間に及んだ話し合いでも、和平に向けた結論は出ませんでした。

ロシア ウシャコフ大統領補佐官
「我々は、一部の案には同意できました。大統領は、その点を相手側に伝えました。同意できない項目については、否定的な立場を明確にしました。ワシントンとモスクワの両方で、まだやるべき仕事がたくさんあります」

会談で主に議論されたのは、ロシアとウクライナ双方が譲れない領土の問題です。
隔たりは大きいものの、今後も米ロ間での接触を続けることは合意されました。

トランプ大統領は、会談の結果について、まだ報告は受けていないとしたうえで、和平合意の実現が容易ではないとの認識を示しています。

アメリカ トランプ大統領
「簡単な状況ではない、大混乱だ」

先月30日にアメリカ側と協議を行ったウクライナのウメロフ氏が、再び、アメリカを訪問する準備を行うということです。

広告