ドジャースが解雇 水原一平通訳に何が起きているのか 「大谷選手が巨額窃盗被害」

[2024/03/21 12:47]

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メジャーリーグ、ロサンゼルスドジャースは大谷翔平選手の通訳・水原一平氏の契約を終了したと発表しました。水原氏には違法なスポーツ賭博で多額の借金があったとアメリカメディアが報じています。

ドジャースは21日、
「ドジャースは各メディアの報道を認識しており、情報を収集しています。チームは通訳の水原一平氏を解雇したことを認めます。現時点でそれ以上のコメントはありません」とする声明を発表し、水原氏との契約を終了したことを明らかにしました。

ロサンゼルスタイムズなどによりますと、水原氏が、違法なスポーツ賭博に絡んで多額の負債を抱え、その支払いが大谷選手の銀行口座から支払われていたとして大谷選手の代理人弁護士が水原氏を告発したということです。

水原氏の関与した金額は少なくとも450万ドル、日本円しておよそ6億8000万円に上るということです。
ESPNのインタビューで水原氏は当初、「大谷選手にギャンブルの借金の肩代わりを頼んだ」と答えたということですが、20日になって水原氏は「大谷選手は借金については知らない」と主張を変えたとしています。

ESPNによりますと、大谷選手の広報担当者は19日夜に水原氏をESPNの90分間のインタビューに参加させ、水原氏は詳しく状況を語ったということです。

しかし、ESPNが出稿準備に入っていた20日になって、広報担当者は水原氏の話を否定し、大谷選手の弁護士らが「メディアへの対応中に、我々は大谷選手が巨額な窃盗被害に遭っていたことを発見し、当局に対応を委ねることにした」とする声明を出したということです。

ESPNによりますとスポーツ賭博は40州近くで合法ですが、カリフォルニア州ではまだ違法。MLB選手と職員らは野球以外のスポーツに賭けをする事が許されているものの、違法ブックメーカーや海外のサイトでの賭博は禁じられているとしています。水原氏は19日の段階では国際サッカー、NBA、NFL、そして大学アメフトを賭けの対象としていたと話していたということです。

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