“北朝鮮の日常”SNSで発信…イギリス人女性を直撃 「他の国と変わらない」狙いは?
グッド!モーニング
[2024/04/08 11:39]
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SNSで“北朝鮮の日常を発信している”というイギリス人の女性が注目されています。女性は一体、何者なのか、直撃しました。
■「他の国と変わらず」 女性の目的は?
ゾーイさん(30)
「平壌(ピョンヤン)でランチタイムをします。玉流館という、平壌冷麺のお店に来ました」
「平壌(ピョンヤン)でランチタイムをします。玉流館という、平壌冷麺のお店に来ました」
北朝鮮の首都・平壌での食事の様子を紹介するのは、ゾーイさんです。
イギリス出身だという彼女のSNSには、北朝鮮に関する動画や写真がおよそ750本投稿されています。
軍事パレードが行われる場所として、有名な「金日成(キム・イルソン)広場」。
手を振り、あいさつする子どもたちの様子が映されています。
映像には他にも、釣りを楽しむ人や働く女性の姿も映っています。
ゾーイさんはこれらを“北朝鮮の日常”だと説明しています。なぜ、こうした発信をしているのか。彼女に直接、話を聞きました。
ゾーイさん
「私も行くまでは“怖い”という印象を持っていましたが、危険だから行くことができないと思われる国に、行ってみたいと思うようになりました。(他の国と)多くの共通点もありました」
「私も行くまでは“怖い”という印象を持っていましたが、危険だから行くことができないと思われる国に、行ってみたいと思うようになりました。(他の国と)多くの共通点もありました」
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■“第三者”でイメージアップ図る狙いか■“第三者”でイメージアップ図る狙いか
しかし、日本メディアをはじめ、外国人が北朝鮮の日常を撮影するのは極めて困難です。
ゾーイさんは「北朝鮮への偏見をなくしたいだけ」と、北朝鮮当局との関連を否定しますが、専門家はプロパガンダの可能性も指摘します。
コリア・レポート 辺真一編集長
「北朝鮮は基本的には軍人を撮ってはならない。治安関係者、交通整理している女性のお巡りさんとか、それを撮れるっていうことは、許可を得てやっているということ」
「北朝鮮は基本的には軍人を撮ってはならない。治安関係者、交通整理している女性のお巡りさんとか、それを撮れるっていうことは、許可を得てやっているということ」
国際社会で孤立を深める北朝鮮。インフルエンサーの力を借りて、イメージアップを図る狙いもありそうです。
辺編集長
「北朝鮮の負・危険なイメージ、そういうイメージを払拭しなければならない。北朝鮮のインフルエンサーが情報を流せば、100%プロパガンダではと逆に不信を買う。第三者がこういう形で宣伝すれば、信憑性(しんぴょうせい)が高まる」
「北朝鮮の負・危険なイメージ、そういうイメージを払拭しなければならない。北朝鮮のインフルエンサーが情報を流せば、100%プロパガンダではと逆に不信を買う。第三者がこういう形で宣伝すれば、信憑性(しんぴょうせい)が高まる」
(「グッド!モーニング」2024年4月8日放送分より)