「彷徨い続ける同胞」がWMFで銀賞 フィリピン残留2世の無国籍問題を徹底取材

[2024/06/01 07:00]

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テレビ朝日が制作したテレメンタリー2023「彷徨い続ける同胞」が、ドイツで開催された「World Media Festivals」で銀賞を受賞しました。

「WorldMediaFestivals」はドイツ・ハンブルグで開かれるテレビ、企業広告などの優れたコンテンツを表彰するヨーロッパ最大規模の映像コンペティションです。テレビ朝日が制作したテレメンタリー「彷徨い続ける同胞」は、ドキュメンタリー部門で銀賞を受賞しました。

番組では、太平洋戦争中に日本人の父親と生き別れ、無国籍状態のままフィリピン国内で暮らす残留日本人2世が国籍回復を願い続ける実態を現地取材しました。
放送後、取材に応じた1人の女性が日本の家庭裁判所への申し立てが認められ、日本国籍を回復しています。
一方で、戦後79年となるいまも、フィリピンには日本にルーツを持つ無国籍者が400人以上も残されています。

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