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アメリカ、ロシア、ウクライナ、3人の大統領による会談が模索されています。停戦は実現するのでしょうか。
バンス氏「日程を詰める段階」
アメリカ バンス副大統領(FOXニュース 10日放送)
「3者会談は日程や詳細を詰める段階にきています」
「3者会談は日程や詳細を詰める段階にきています」
15日に顔を合わせる米ロの首脳。ウクライナも加えた3者の会談は実現するのか。当然、思惑はバラバラです。
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トランプ氏「一部の領土取り戻す」
係争地をめぐって長年対立してきたアゼルバイジャンとアルメニアの和平合意を仲介したトランプ大統領。自称“平和の使者”としては、ウクライナとロシアについてもこの構図を実現させたいことでしょう。
停戦に向けた米ロ首脳会談の舞台にトランプ大統領が選んだのは、ロシアから目と鼻の先にあるアラスカ州。アラスカはかつて、アメリカがロシアから購入した土地でもあります。元“不動産王”の言葉からは、土地はディールでやり取りできるという発想が透けて見えます。それが主権国家の領土であっても。
アメリカ トランプ大統領(8日)
「3年半にわたり争われた領土だ。双方で大勢が犠牲になった。一部の領土は取り戻すが、交換される領土もある。両者の利益を考慮し、領土を交換するのだ」
「3年半にわたり争われた領土だ。双方で大勢が犠牲になった。一部の領土は取り戻すが、交換される領土もある。両者の利益を考慮し、領土を交換するのだ」
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ロシアの停戦条件「東部の放棄」
ただ、プーチン大統領には奪った土地を返すつもりはない模様です。ワシントン・ポストによると、ロシアは停戦の条件として、ウクライナに東部ルハンシク州とドネツク州の放棄を要求。南部ザポリージャ州とヘルソン州の占領した地域についても、クリミア半島への重要なルートとなっているため、返還の意向はないといいます。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「我々は占領者に領土は渡さない。ウクライナ抜きの不利な決定は、和平に反する決定だ」
「我々は占領者に領土は渡さない。ウクライナ抜きの不利な決定は、和平に反する決定だ」
週末にはウクライナと欧米の間で協議が行われ、ヨーロッパはウクライナが領土面で譲歩するにはNATO加盟の可能性を含む『安全の保証』の確約が必要などといった案を示したといいます。しかし、バンス副大統領はそもそも。
アメリカ バンス副大統領
「大統領もアメリカも戦争資金の提供をいい加減終わらせたい。殺戮(さつりく)を終わらせ、平和的な解決を望むが、米国民はこの戦争に血税をつぎ込むことにウンザリしている」
「大統領もアメリカも戦争資金の提供をいい加減終わらせたい。殺戮(さつりく)を終わらせ、平和的な解決を望むが、米国民はこの戦争に血税をつぎ込むことにウンザリしている」
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