アメリカのトランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領やEU諸国の首脳と立て続けに会談し、ロシアのプーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談の実現に向け動き出しました。領土問題を巡る考えに大きな隔たりがあるなか、和平の仲介に自信を見せています。
欧州首脳がトランプ氏を称賛
トランプ大統領とヨーロッパの首脳はホワイトハウスの一室に集結しました。
「ウクライナの安全はアメリカとヨーロッパ諸国にかかっています」
ヨーロッパの首脳たちが次々と口にしたのは、トランプ大統領を称賛する言葉でした。
「プーチン大統領との行き詰まった関係を打開してくれたこと、ウクライナの安全の保証に参加表明してくれたこと、本当にありがとうございます」
「ありがとうございます。この3年半、ロシアは対話に応じる兆候すらなかったのに、トランプ大統領のおかげで何かが変わり始めています」
会合の前、ウクライナ大使館に集まった首脳たち。2月のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が口論に発展したことから、二の舞にならないよう作戦を練ったとみられます。
ロシア寄りのトランプ大統領を自分たちの方に引き戻そうと細心の注意を払います。
「この場を設けてくださりありがとうございます。戦争解決のための3者会談のアイデアは非常に重要です」
プーチン氏はモスクワ会談希望
トランプ大統領もヨーロッパを支援する形でアメリカも関与することを明言しました。
「我々はウクライナを支援しますし、非常に安全なものにしようと思っています」
「安全の保証」を求めるウクライナにとっては、着実な進展です。ただ、アメリカ軍をウクライナに派遣するかを問われると、トランプ大統領は「派遣しないことを保証します」と、きっぱり否定しました。
ドイツのメルツ首相が停戦するようトランプ大統領に促す場面もありましたが…。
「次回の会合が停戦なしで行われることは想像できません。ウクライナ抜きでもダメです。ロシアに圧力をかけましょう」
「ゼレンスキー大統領とプーチン大統領が直接話してから考えましょう。ちなみに私が解決した6つの紛争では停戦なしに和平交渉ができています」
ロシア寄りの「停戦より和平交渉」というスタンスを崩しませんでした。
会合の最中、トランプ大統領はモスクワ時間午前1時にプーチン大統領と40分間電話で会談。ゼレンスキー大統領との対面会談と、自身も含む3者会談の調整に乗り出しました。
フランスメディアによると、プーチン大統領は電話会談で、モスクワでの直接会談を提案したということです。
「プーチン氏も18日に合意しているゼレンスキー氏との会談について場所の候補地が多くあり、アメリカも含め協議中です」
会合のもう1つの焦点が、「ウクライナの領土割譲」についてです。
アメリカ政府高官のSNSにはウクライナの地図を前に話し込むトランプ大統領とゼレンスキー大統領の姿が。地図には、戦況やロシア軍の支配率を表す数字が書かれています。
「1週間か2週間以内に和平か戦闘継続か、プーチン大統領の答えが分かるでしょう」
会談後、ゼレンスキー大統領は次のように話しました。
(「グッド!モーニング」2025年8月20日放送分より)





