イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」が東京の港に初めて寄港し、艦内の取材が許可された。取材陣が試食したイギリスの“海軍メシ”とは。
石破総理がイギリス最新空母を視察
全長284メートル、満載排水量6万5000トンの巨艦、「プリンス・オブ・ウェールズ」。イギリスの最新鋭空母で、戦闘機やヘリコプター40機以上の搭載が可能だ。
8月23日には、石破茂総理大臣が横須賀のアメリカ海軍基地に寄港中の「プリンス・オブ・ウェールズ」を視察した。
また、海上自衛隊横須賀基地では事実上の“空母化”に向け甲板が改修された最大規模の護衛艦「かが」にも乗艦、哨戒ヘリコプターに試乗している。
「『プリンス・オブ・ウェールズ』を視察致しました。本艦を含め、いかに優れた装備を持とうとも、これを運用する隊員諸官がいなければ用を成しません」
一部艦内を公開 装備・設備・食事は?
イギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は横須賀を出港。東京国際クルーズまでの間、一部艦内が日本のメディアに公開された。
最初に取材が許されたのは、通称「FLYCO(フライコ)」と呼ばれる飛行管制センター。
「戦闘機でもヘリコプターでも、航空管制はすべて、ここで実施しています」
甲板上にはF−35Bステルス戦闘機、「ワイルドキャット」と呼ばれる小型の対潜ヘリ。機関銃には、実弾が装填済みだ。
そして、艦内にはコンビニのような売り場があり、ブロックのおもちゃも…。
また、トレーニングジムや、将校クラスが利用できるバー。将校向けのテレビ室では、みんなでサッカーの試合を見て楽しんでいるという。
ここで記者たちにイギリスらしい紅茶とクッキーが振る舞われた。
昼食の時間になり、多くの乗組員の人がダイニングルームに集まって来ました。みなさん昼食を同じようなチームの人たちで楽しんでいます。
食事は、自由に選べるビュッフェスタイル。乗組員1600人の胃袋を支えている調理師はこう話した。
「毎日、違うメニューを楽しめますよ。毎週、1週間分のメニューを公開していて、どの日にどんなメニューか分かるようになっているのです。それぞれの行事に、それぞれのメニューを用意しています。ハロウィーンであれば、カボチャをメニューに追加するとか」
記者は、ビュッフェスタイルのハンバーガーを頂きました。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年8月29日放送分より)