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ガザ地区の停戦案について協議していたイスラム組織・ハマス幹部の暗殺を狙って、イスラエルがカタールの首都・ドーハを空爆し、ハマスの関係者ら6人が死亡しました。
ハマスは非難「アメリカにも責任がある」
爆発とともに住宅街を一瞬にして覆う黒煙。映像をよく見てみると、上から爆弾のようなものが複数降ってきてから爆発が起きていることが分かります。
中東カタールの首都・ドーハで起きた爆発。イスラエルのネタニヤフ首相は日本時間10日未明、会見を開きハマス幹部の暗殺を指示したと明らかにしました。
イスラエル ネタニヤフ首相
「きょう、暗殺できそうな可能性があったので実行を決め、我々のパイロットが正確に標的を攻撃しました」
現地メディア「アルジャジーラ」によると、ハマス高官らがアメリカの停戦案を協議している最中に攻撃があり、ハマス最高位の指導者の周囲が殺害されたということです。
ハマスも声明を発表しました。
ハマスも声明を発表
「ハマス交渉団を暗殺しようとした卑劣な試みは、凶悪な犯罪であり、露骨な侵略です。我々は敵が暗殺に失敗したことを確認しましたが、5人が殉職しました」
ハマスはイスラエルの作戦は失敗したと主張。イスラエルを支持し続けるアメリカにも責任があると非難しています。
CNNはトランプ大統領が事前にイスラエルから攻撃の通知を受け取ったと報じています。一方、アメリカが通知されたのはイスラエルがミサイルを発射した後で、手の打ちようがなかったという報道もあります。
会見に臨んだアメリカのレビット報道官はこのように話しました。
アメリカ レビット報道官
「トランプ大統領は、イスラエルがハマスへの攻撃をカタールの首都ドーハで実施したことを非常に残念に思っています。共に和平を仲介しようとする同盟国であるカタールへの攻撃は、イスラエルの目的に近づく行為ではないですが、ガザの不幸から利益を得てきたハマスの排除は立派な目的です」
アメリカがハマスに最後通告を行い、停戦への期待が高まっていたなかでの今回の攻撃。今後の交渉に大きな影響がありそうです。
（「グッド！モーニング」2025年9月10日放送分より）
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