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アメリカのトランプ大統領が態度を一転させました。「ウクライナは全土を奪還し勝利できる」この発言を本当に信じていいのでしょうか。
ニューヨーク、国連本部。国連総会の期間中、世界各国の首脳が外交を繰り広げる場となっています。トランプ大統領がウクライナを褒めたたえました。
アメリカ トランプ大統領
「最大の進展はロシア経済の低調ぶりだ。崩壊の一途だ。さらにウクライナは巨大な軍隊を立派にせき止めている。驚きだ」
「最大の進展はロシア経済の低調ぶりだ。崩壊の一途だ。さらにウクライナは巨大な軍隊を立派にせき止めている。驚きだ」
会談が終わってから30分後には。
トランプ大統領のSNS
「ウクライナはEUの支援により、全土を元のかたちで奪還し、勝利を収めることができる」
「ウクライナはEUの支援により、全土を元のかたちで奪還し、勝利を収めることができる」
クリミア併合に始まったロシアによる侵攻で、ウクライナは国土の約2割を占領されています。トランプ大統領はこれまで、ゼレンスキー大統領をしかりつけては関係を修復したり、プーチン大統領をレッドカーペットで迎えたりと紆余曲折がありましたが、一貫してきたのはウクライナに停戦と領土の譲歩を迫る態度でした。
アメリカ トランプ大統領
(Q.ゼレンスキー氏は領土放棄を覚悟すべきか)
「3年半争っている領土だ。双方に多くの犠牲が出た。割譲も視野に入れているし、返還や交換も検討している」
(Q.ゼレンスキー氏は領土放棄を覚悟すべきか)
「3年半争っている領土だ。双方に多くの犠牲が出た。割譲も視野に入れているし、返還や交換も検討している」
態度の変わりように、ゼレンスキー大統領は期待を寄せます。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「トランプ氏がウクライナの勝利を確信すれば、1人で情勢を覆せます」
「トランプ氏の投稿は大きな転換です」
「トランプ氏がウクライナの勝利を確信すれば、1人で情勢を覆せます」
「トランプ氏の投稿は大きな転換です」
ただ、政権内で統一された見解ではないようです。
アメリカ ルビオ国務長官
「軍事的に終わる戦争ではない。交渉によってのみ終わる戦争です」
「軍事的に終わる戦争ではない。交渉によってのみ終わる戦争です」
「トランプ大統領の言葉は気まぐれ」そんな評価が出ています。
ニューヨーク・タイムズ サンガー記者
「揺るぎない一貫性のある外交政策などトランプ政権には存在しません。これまで何度も変わってきました」
「揺るぎない一貫性のある外交政策などトランプ政権には存在しません。これまで何度も変わってきました」
EUのある高官はこう話しているといいます。
EU高官(ポリティコから)
「プーチン氏との電話1本で、トランプ氏が良からぬ行動に向かう危うさは常にある」
「プーチン氏との電話1本で、トランプ氏が良からぬ行動に向かう危うさは常にある」
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