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アメリカ・トランプ大統領に近い活動家が射殺された事件を巡り、不適切な発言があったとして、放送を休止となっていた番組が現地時間の23日に再開しました。トランプ大統領は「ゴミ番組だ」と非難し、今後休止を求めて法的措置を取る可能性もあると投稿しています。
「テレビ局を試すことになる」法的措置も言及
ジミー・キンメル氏
「若者(チャーリー・カーク氏)の死を軽んじるつもりは決してありませんでした」
「若者(チャーリー・カーク氏)の死を軽んじるつもりは決してありませんでした」
涙ながらに釈明したのは、アメリカ「ABCテレビ」の人気トーク番組の司会者、ジミー・キンメル氏です。
射殺された保守活動家チャーリー・カーク氏を巡り、自身の番組でトランプ大統領の支持者を批判する発言をしたことが問題視され、無期限の放送休止となっていましたが、23日から番組の放送を再開しました。
しかし、キンメル氏はトランプ政権に対し、政府がテレビで何を言って良いか悪いか統制することは許されないと反発しました。
キンメル氏
「私たちのリーダーはジョークが分からず、国民が仕事を失うことを喜んでいます」
「私たちのリーダーはジョークが分からず、国民が仕事を失うことを喜んでいます」
トランプ大統領は、放送再開を前に不快感をあらわにしていました。
トランプ大統領のSNSから
「フェイクニュースのABCがジミー・キンメルを復帰させたなんて信じられません。あんなにお粗末で面白くもなく、99%民主党支持のゴミ番組を流すことで、ネットワークを危険にさらすような人物をなぜ復帰させるのでしょうか。まったくの負け犬たち!ジミー・キンメルは低視聴率で腐っていなさい」
「フェイクニュースのABCがジミー・キンメルを復帰させたなんて信じられません。あんなにお粗末で面白くもなく、99%民主党支持のゴミ番組を流すことで、ネットワークを危険にさらすような人物をなぜ復帰させるのでしょうか。まったくの負け犬たち!ジミー・キンメルは低視聴率で腐っていなさい」
ABCテレビに対しては、法的措置を取る可能性まで言及しました。
トランプ大統領のSNSから
「今回の件でABCを試すことになると思います。どうなるか見てみましょう。前回追及した時、彼らは私に1600万ドル(約24億円)を支払いました」
「今回の件でABCを試すことになると思います。どうなるか見てみましょう。前回追及した時、彼らは私に1600万ドル(約24億円)を支払いました」
ウクライナの「領土奪還可能」 割譲方針転換か
一方、国連本部で会談したウクライナのゼレンスキー大統領に対しては、対応が激変しています。
トランプ大統領
「ウクライナの戦いぶりは素晴らしく、深い敬意を抱いています」
「ウクライナの戦いぶりは素晴らしく、深い敬意を抱いています」
ゼレンスキー大統領
「ありがとうございます。なにより今回の会合に感謝します」
「ありがとうございます。なにより今回の会合に感謝します」
トランプ大統領
「最大の進展は、ロシア経済の低調ぶりです。崩壊の一途です。さらにウクライナは巨大な軍隊を立派にせき止めています」
「最大の進展は、ロシア経済の低調ぶりです。崩壊の一途です。さらにウクライナは巨大な軍隊を立派にせき止めています」
会談後、トランプ大統領はSNSでロシアを見かけ倒しの「張り子の虎」と呼ぶ一方、ウクライナについては「屈強な精神を持ち、ますます強くなっている」と称賛。これまでの態度を一転させました。
トランプ大統領のSNSから
「ウクライナはEUの支援により、全土を元のかたちで奪還し、勝利を収めることができます」
「ウクライナはEUの支援により、全土を元のかたちで奪還し、勝利を収めることができます」
ロシアによる侵攻でおよそ2割を失っているウクライナ。トランプ大統領は、これまでウクライナに停戦と領土の譲歩を一方的に迫っていました。
トランプ大統領(8月)
「(Q.ゼレンスキー氏は領土放棄を覚悟すべきか?)3年半争っている領土です。双方に多くの犠牲がでました。割譲も視野に入れていますし、返還や交換も検討しています」
「(Q.ゼレンスキー氏は領土放棄を覚悟すべきか?)3年半争っている領土です。双方に多くの犠牲がでました。割譲も視野に入れていますし、返還や交換も検討しています」
大きな変化に、ゼレンスキー大統領は期待を寄せています。
ゼレンスキー大統領
「トランプ氏がウクライナの勝利を確信すれば一人で情勢を覆せます」
「トランプ氏の投稿は、大きな転換です」
「トランプ氏がウクライナの勝利を確信すれば一人で情勢を覆せます」
「トランプ氏の投稿は、大きな転換です」
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は反発しています。
ペスコフ大統領報道官
「ロシアは“張り子の虎”ではなく“クマ”のイメージが強いです。ロシアは本物のクマです」
「ロシアは“張り子の虎”ではなく“クマ”のイメージが強いです。ロシアは本物のクマです」
(「グッド!モーニング」2025年9月25日放送分より)
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