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死者数はさらに増えると予想されています。日本人の移住先や観光地として人気があるフィリピンのセブ島で地震があり、少なくとも69人が死亡しました。
日本人移住者「恐怖」
突然の激しい揺れに逃げ惑う人々。駐車してあるバイクも左右に大きく揺れ、住民たちは身を寄せ合います。
人々を混乱に陥れたのは、日本時間先月30日午後11時ごろ、フィリピンのセブ島沖で発生したマグニチュード7.0の地震です。
1万2000人以上の日本人が住んでいるフィリピン。日本から飛行機でおよそ5時間と近く、中でもセブ島はリゾート地として人気の観光地です。
一夜明けると、被害の全貌が明らかになってきました。
壁が崩壊し、外から中身が丸見えになった建物。周りにはがれきが散らばり、地震の激しさを物語ります。
教会の壁にもひびが入り、椅子ががれきに囲まれ、内部も激しく損傷しています。
この地震で複数の建物が倒壊、道路や橋に亀裂が入りました。
これまでに子どもを含む69人が死亡し、負傷者は100人以上に上っています。
生活費が比較的安く、住みやすいことで移住先としても人気のセブ島。今年移り住んだ日本人男性はこう話します。
「もしかしたら(マンションが)倒壊するんじゃないかと思って」
避難しようと部屋から出たところ、建物の壁にひびが入り、ぼろぼろと壁紙がはがれ落ちていることに気付いたといいます。
「泣いている人とか、すごい慌てている人とか、結構いろんな人がいて。日本だったら建物すごい丈夫なんで、そこまで怖くないですけど、こっちで本当に大丈夫かなと」
現地の日本総領事館は、現地に住む日本人や観光客に対し、引き続き地震に注意するよう呼び掛けています。
(「グッド!モーニング」2025年10月2日放送分より)
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