2
中国の大型連休が本格的に始まりました。あの「爆買い」という言葉が流行語大賞をとってから10年、今変化が起きています。
お得感が消失 爆買いが減少
1日から始まった中国「国慶節」の大型連休。例年よりも長い8連休で、延べ23億人が移動する見通しです。
自動車で移動する人がおよそ8割を占めるため、激しい渋滞の暇つぶしに、道路上でバドミントンや麻雀などをする姿は、もはや風物詩になっています。
そして今年は…女性の視線の先にあったのは「火鍋」です。渋滞の間に、鍋物を配り歩く人まで現れました。
中国人の連休中の海外旅行先1位は今年も「日本」。2015年には訪日中国人による「爆買い」が流行語大賞に選ばれましたが、あれから10年…今、中国人は日本に何を求めてくるのでしょうか?
中国からの観光客
「おもちゃや化粧品などを。そんなに買う予定はないです」
「おもちゃや化粧品などを。そんなに買う予定はないです」
物価高が続く日本。日本で買う「お得感」が消え、爆買いが減少しています。
一時に比べ、雪解けが進んでいる日中関係。しかし、こんな心配事もあります。
広告
抗日大作映画の人気低迷?
中国では先月、抗日戦争勝利80周年を祝って軍事パレードが行われました。戦時中に細菌兵器の開発を行った旧日本軍を題材とした映画「731」が公開され、反日感情の高まりが懸念されています。
公開してから1週間で、興行収入はおよそ240億円に達しましたが、その後、中国の映画サイトでは批判的なコメントが多く寄せられました。
映画の口コミ
「上映された後、誰一人として面白いと思わなかった映画は初めて」
「点を付けづらい駄作」
「上映された後、誰一人として面白いと思わなかった映画は初めて」
「点を付けづらい駄作」
興行収入は、第2週以降およそ62億円しか伸びない状況となっています。
来日した中国人にこの映画について聞いてみると、口をつぐむ人もいました。
中国からの観光客
「自分は意見を言いません」
「これは敏感な問題だと思いますし、政治は政治、旅行は旅行ですので」
「自分は意見を言いません」
「これは敏感な問題だと思いますし、政治は政治、旅行は旅行ですので」
(「グッド!モーニング」2025年10月2日放送分より)
広告