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アメリカ・トランプ大統領への抗議デモが全米2700カ所以上で行われ、700万人が参加しました。政府機関が閉鎖され規模が拡大しています。
全米各地で反トランプデモ
デモ参加者は「ノー・キングス=王様はいらない」と書かれたプラカードを掲げ、政府機関の一部閉鎖や移民政策などに批判の声を上げています。
デモ参加者
「毎日どんどん自由が失われています。我々全員が立ち上がり反対しない限り、民主主義すら失われてしまいます」
「この国は間違った方向に進んでいると思います」
「毎日どんどん自由が失われています。我々全員が立ち上がり反対しない限り、民主主義すら失われてしまいます」
「この国は間違った方向に進んでいると思います」
デモの主催者は全米2700カ所以上で700万人が参加したと発表。第2次トランプ政権発足以降、最大規模だということです。
トランプ大統領は当然、反発しています。
トランプ氏 大規模デモに反発
反トランプデモは、アメリカのみにとどまらず、ドイツやフランス、カナダ、メキシコなど世界各地に広がっています。
デモ参加者
「ドイツに住む移民として、アメリカが移民によってできた国であることは本当に重要です。それ(移民)をシャットアウトして歴史を書き直そうとしていることは大きな問題です」
「ドイツに住む移民として、アメリカが移民によってできた国であることは本当に重要です。それ(移民)をシャットアウトして歴史を書き直そうとしていることは大きな問題です」
トランプ大統領は反発しています。
トランプ大統領(FOXニュースのインタビュー)
「私は王様ではありません」
「私は王様ではありません」
アメリカ政治に詳しい早稲田大学・中林美恵子教授は、これほどまでにデモの規模が拡大している理由として、政府機関の閉鎖があると分析します。
「(政府機関閉鎖は)トランプ大統領にとっては痛くもかゆくもないらしく、それどころか公務員をクビにするとか、シャットダウン中に民主党系の組織はもう潰してしまうぞとか、そういうことまで言っていて、そうすると国民が声を上げるしかない。弱々しい議会を横目に見ながら(デモが)大きくなっていった可能性がある」
今年2月には王冠をかぶり「王様万歳」と描かれた肖像画を公開していましたが、トランプ大統領自ら否定する形となっています。
「王様というのは、アメリカの統治機構とか制度には全くなじまない。したがってさすがのトランプ大統領も王様という制度を支持しているわけではないということを言わないと、そういった計算がトランプ大統領の中にも成り立っているのだと思う」
(「グッド!モーニング」2025年10月20日放送分より)
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