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韓国の人気観光地で日本人の親子が車にはねられ、母親が死亡しました。運転していた男は泥酔状態だったといいます。
ソウルのランドマークの一つ、東大門(トンデムン)。事故はまさにその目の前で起きました。時刻は2日午後10時ごろ。10人ほどが渡っていた横断歩道。最後の2人が渡り切ろうかという時、車が突っ込んできて2人をはねます。歩道に乗り上げた後もすぐには止まらない車。植木を乗り越えて、公園に入ったところで止まったとみられます。車はエアバッグが出た状態で止まっていました。
被害に遭ったのは日本人観光客の親子。母親(58)が亡くなりました。娘(38)は肋骨を折る重傷です。
600年以上の歴史を有する東大門を中心に栄えたこの地区。カラフルな小売店が軒を連ね、近代的なモール、文化施設が混在するアートとファッションの発信地です。
危険運転致死傷などの疑いで逮捕された30代の男。泥酔状態で、免許取り消しレベルのアルコールが検出されたといいます。
運転していた男
「覚えていない。どうやって来たのか分からない」
「覚えていない。どうやって来たのか分からない」
韓国では、こうした飲酒運転が深刻な社会問題になっています。横断歩道上に止まる車。不審に思った人が通報し、警察がアルコール検査をしようとすると突然、走り出します。猛スピードで走ったその先で青年をひいてやっと止まりました。事故を起こしてもなおドライバーは逃走。この事故でごみ収集作業員が亡くなりました。
飲酒運転の摘発件数は年間13万件を超え、日本の6倍。人口が日本の約半分ということを踏まえても多い数字で、再犯率が高いのも特徴です。日本のように同乗者やお酒を提供する人への罰則がないことも飲酒運転が多発する要因との分析も出ています。
市民
「短距離なら大丈夫という認識がまだ多い気がします」
「法律がゆるくて再犯率が高い気がします。強化する必要があるのでは」
「短距離なら大丈夫という認識がまだ多い気がします」
「法律がゆるくて再犯率が高い気がします。強化する必要があるのでは」
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