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アメリカ・ニューヨークの市長選挙でトランプ大統領が敵視するイスラム教徒の候補者が優勢を保っています。
「共産主義者だ」トランプ大統領
民主党 マムダニ候補(34)
「トランプ大統領の脅しは大統領の言葉であり、必ずしも国の法律ではありません。ニューヨーカーのために日々、立ち上がる市長が必要なのです」
「トランプ大統領の脅しは大統領の言葉であり、必ずしも国の法律ではありません。ニューヨーカーのために日々、立ち上がる市長が必要なのです」
日本時間4日夜に投票が始まったニューヨーク市長選挙。急進左派の民主党マムダニ氏と共和党のスリワ氏(71)、そして前ニューヨーク州知事のクオモ氏(67)が立候補しています。
世論調査で2位のクオモ氏を10ポイント以上引き離しリードしているのが、時給4500円の実現を掲げるマムダニ氏です。
アフリカ・ウガンダ生まれのインド系移民。7歳でニューヨークに移住し、2018年に市民権を取得しました。そんなマムダニ氏が掲げるスローガンは「手の届く街に」です。
「家賃の値上げに直面しなければならなかったニューヨーカーたち。来ないバスを待たなければならないニューヨーカーたち。家庭を築きたいのに引っ越さなければならないニューヨーカーたち。今こそ、私たちの政治において新しい一日を迎える時です」
家賃の中央値は日本円にしておよそ51万円と高額なニューヨーク市内。マムダニ氏は法人税や所得税の引き上げを財源に無料バスや市営スーパーの導入、家賃上昇の凍結など、生活コストを引き下げる政策を打ち出しています。
当選すれば、ニューヨーク市として初のイスラム教徒市長の誕生となりますが、トランプ大統領はマムダニ氏を一方的に非難。当選した場合には「連邦資金を止める」と警告しています。
「マムダニ氏は共産主義者です。(マムダニ氏が当選すれば)ニューヨークは成功どころか、存続の望みすらなくなります」(トランプ大統領のSNSから)
日本時間の5日午後には、選挙の大勢が判明する見通しです。
(「グッド!モーニング」2025年11月5日放送分より)
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