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高市総理による台湾をめぐる発言に反発を強める中国。
日本外務省の金井アジア大洋州局長と中国外務省の劉アジア局長が会談。話し合いは、昼食をはさんで午後も行われました。
中国外務省 劉勁松アジア局長
「(Q.会談の結果は)もちろん満足しない。(Q.雰囲気は)厳粛だった」
「(Q.会談の結果は)もちろん満足しない。(Q.雰囲気は)厳粛だった」
中国側が求めたのは、“発言の撤回”でした。
中国外務省 毛寧報道局長
「中日関係が、現在の状況に陥った原因は、高市総理が台湾問題について、誤った発言をして、中国の内政に横暴に干渉し、中日関係の政治的基盤を損なったことにある。日本側は、発言を撤回して、深く反省し、説明責任を果たすべきである」
「中日関係が、現在の状況に陥った原因は、高市総理が台湾問題について、誤った発言をして、中国の内政に横暴に干渉し、中日関係の政治的基盤を損なったことにある。日本側は、発言を撤回して、深く反省し、説明責任を果たすべきである」
台湾問題は、中国の機微に触れる問題です。
それ故に歴代の総理大臣は、台湾有事については、あえて、あいまいにしてきました。
安倍晋三総理(当時 2014年)
「集団的自衛権も含めて武力の行使は、三要件ということになるわけです。個別の事態について、今つまびらかに答えることは、差し控えさせていただきたいが、あくまでも三要件ということです」
「集団的自衛権も含めて武力の行使は、三要件ということになるわけです。個別の事態について、今つまびらかに答えることは、差し控えさせていただきたいが、あくまでも三要件ということです」
菅義偉総理(当時 2021年)
「我が国の対応に関していかなる事態が、重要影響事態等に該当するかについて、実際に発生した事態の個別的・具体的な状況に即して、政府がすべての情報を総合して客観的・合理的に判断するため、一概に述べることは困難であります」
「我が国の対応に関していかなる事態が、重要影響事態等に該当するかについて、実際に発生した事態の個別的・具体的な状況に即して、政府がすべての情報を総合して客観的・合理的に判断するため、一概に述べることは困難であります」
石破茂総理(当時 去年12月)
「台湾はどうなのって話は、考えておかないと無責任なんだろうと。何かあったときに、ああしとけばよかったというのは、国をお預かりする者として、正しい態度だと私は思っていません」
「台湾はどうなのって話は、考えておかないと無責任なんだろうと。何かあったときに、ああしとけばよかったというのは、国をお預かりする者として、正しい態度だと私は思っていません」
日本の外務省は、18日の協議で、渡航注意等の発表については、適切な対応を求めたとし、台湾に関しては、我が国、政府の従来からの一貫した立場を説明したとしています。
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