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高市総理の台湾有事に関する発言への中国の反発は、より強いものに変化しています。
中国が6月に輸入再開を発表した日本産水産物の輸入を、事実上、停止したことが新たに明らかになりました。
中国外務省 毛寧報道局長
「日本側は、以前、水産物の品質と安全性を確保することを承諾した。これが水産物輸入の条件だが、約束した技術資料を出されていない」
「日本側は、以前、水産物の品質と安全性を確保することを承諾した。これが水産物輸入の条件だが、約束した技術資料を出されていない」
輸入停止の理由は、福島第一原発の処理水について、“技術的な資料を出していない”としました。ただ、続けて出た言葉は。
中国外務省 毛寧報道局長
「高市総理の台湾などの重大問題に関する誤った発言が中国民衆の強い憤りを招いている」
「高市総理の台湾などの重大問題に関する誤った発言が中国民衆の強い憤りを招いている」
今月5日には、北海道産のホタテ6トンが、中国に向けて船で送られましたが、農水省関係者は、中国側が輸入を拒むとみています。また、日本の輸出関連施設として登録申請している約700の施設の認可手続きも止まるとみられるということです。
政治に振り回される格好となったのは生産者です。
丸ウロコ三和水産 山崎和也社長
「輸出の再登録など準備を進めていた。準備を進めているなかで、いまの状態は、逆戻りになる。今度は、発言とか、そういうものも気にしなきゃならないのと。今後、中国に対する販売は、少なくみて仕事を進めるしかない」
「輸出の再登録など準備を進めていた。準備を進めているなかで、いまの状態は、逆戻りになる。今度は、発言とか、そういうものも気にしなきゃならないのと。今後、中国に対する販売は、少なくみて仕事を進めるしかない」
北京にある日本料理店からも戸惑いの声が上がっています。
日中関係の悪化に伴い、この1週間で、予約のキャンセルが相次いでいるといいます。
高市総理発言後の予約キャンセルは、全体の半分。間もなく第一弾として届く予定だった北海道産のホタテが届いていないことも、店にとっては痛手となりました。
日本料理店『東也』店主 谷岡一幸さん
「ホタテを皆さんに届けたいと、心待ちにしていたが、取引先からの情報では、日本に返されてしまったと聞いた。残念に思っている(Q.きょう聞いた)3日くらい前。数日前に日本に返されたらしい。我々にとっては、来年、事業を継続できるかどうか死活問題。中国の消費の低迷に加えて、追い打ちをかけられた状況。岐路にたたされている」
「ホタテを皆さんに届けたいと、心待ちにしていたが、取引先からの情報では、日本に返されてしまったと聞いた。残念に思っている(Q.きょう聞いた)3日くらい前。数日前に日本に返されたらしい。我々にとっては、来年、事業を継続できるかどうか死活問題。中国の消費の低迷に加えて、追い打ちをかけられた状況。岐路にたたされている」
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