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香港の高層マンションで日本時間の26日夕方、火災が起き、現在も燃え続けています。現場には8棟のマンションがあり、およそ4000人が暮らしていますが、近付けない場所もあり、救助活動が難航しています。
31階建て8棟に4600人住む
噴き上がる激しい炎と黒煙に包まれる高層マンション。日本時間の26日午後4時ごろ、香港の高層マンションで火災が起きました。発生から15時間以上経った今も火は収まっていません。
現場は香港の中心部からおよそ14キロ北にある大埔地区。高層マンションが並んでいます。
地元メディアによると、築42年の31階建てで8棟合わせて2000部屋あり、政府の調査によると、2021年時点ではおよそ4600人が住んでいました。
マンションの住人
「外で皆が火事だと叫んでいました。『出て!出て!とにかく出て!』」
「(Q.近くに住んでいるんですか?)今火事になっている建物に住んでいます」
「(Q.かなり煙は出ていましたか?)すでに火が出て燃えていました。猛烈な炎に包まれ、火花が飛び散っていました」
「外で皆が火事だと叫んでいました。『出て!出て!とにかく出て!』」
「(Q.近くに住んでいるんですか?)今火事になっている建物に住んでいます」
「(Q.かなり煙は出ていましたか?)すでに火が出て燃えていました。猛烈な炎に包まれ、火花が飛び散っていました」
目撃した人
「火は1つの棟から別の棟に燃え広がりました」
「爆発で物が倒れてきました」
「火は1つの棟から別の棟に燃え広がりました」
「爆発で物が倒れてきました」
陽が暮れるころにはマンションの至る所に火が燃え移り、最上階では爆発のようなものも起きていました。
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足場を伝って燃え広がったか
なぜ、これほどまで燃え広がってしまったのでしょうか。
香港在住の人
「多分、歴史上でも類を見ないくらい大火事でした。風がちょっと強めかなと思いました。香港には5段階の火災レベルがあって、今は最大のレベル5」
「多分、歴史上でも類を見ないくらい大火事でした。風がちょっと強めかなと思いました。香港には5段階の火災レベルがあって、今は最大のレベル5」
火事が広がった大きな要因の一つに挙げられているのが、外壁に格子状に組まれた竹でできた工事用の足場です。
風にあおられた火が、この足場を伝って燃え広がっていったとみられます。
香港在住の人
「外壁に建てられた竹の足場になるやつ、結構見掛けます。普通です。工事現場でも見掛けます」
「外壁に建てられた竹の足場になるやつ、結構見掛けます。普通です。工事現場でも見掛けます」
香港では足場を竹で作ることが一般的で、高層ビル群に張り巡らされた竹は香港ならではの光景です。
地元メディアによると、これまでに消防士を含む36人が死亡。279人が行方不明となっていて、警察や消防による懸命の救出活動が続いています。
香港消防局 局長
「亡くなった隊員は救急車の運転手で、現場に救援活動をしに行きました」
「亡くなった隊員は救急車の運転手で、現場に救援活動をしに行きました」
(「グッド!モーニング」2025年11月27日放送分より)
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