国際

グッド!モーニング

2025年12月1日 11:16

インドネシア豪雨 死者442人、住宅損壊3000棟 アチェ州では日本人約10人が孤立

インドネシア豪雨 死者442人、住宅損壊3000棟 アチェ州では日本人約10人が孤立
広告
1

 インドネシア西部のスマトラ島を襲った大雨による死者・行方不明者がともに400人を超えています。また、新たに10人ほどの日本人が孤立状態になっていることも分かりました。

住宅3000棟損壊 30万人避難

 一面に広がる洪水の爪痕。胸まで泥につかり、懸命の捜索活動が続きます。

大雨による洪水 一瞬で奪われた人々の生活
大雨による洪水 一瞬で奪われた人々の生活

 インドネシア・スマトラ島で、1週間にわたり続いた豪雨。大雨は洪水を引き起こし、人々の生活は一瞬で奪われました。

被災者
「ここは私の家でした。家族9人がここにいました。何も残っていません。すべてが失われ、着ている服だけが残りました。他に何も持ち出せませんでした。あの時、水が家の中に押し寄せ、私たちは怖くて逃げました。戻ってみると、家はなくなっていました。壊滅状態でした」
スマトラ島北部を中心に相次ぐ洪水や土砂崩れ
スマトラ島北部を中心に相次ぐ洪水や土砂崩れ

 スマトラ島北部を中心に洪水や土砂崩れが相次いでいます。

 インドネシア国家防災庁によると、これまでの死者は442人、負傷者は646人に上っていて、今も400人以上の行方が分かっていないということです。

避難を余儀なくされたのは約30万人
避難を余儀なくされたのは約30万人

 3000棟近くの住宅が損壊し、およそ30万人が避難を余儀なくされています。

被災者
「これはこの地域、そしてこの村で経験した中でも最悪の事態の1つです。これまでの人生でこんなものは見たことがありません」
ヘリコプターでの救助含め避難方法検討
ヘリコプターでの救助含め避難方法検討

 外務省によると、数日間にわたる豪雨の影響でインドネシアのアチェ州で日本人10人弱が孤立状態になっているということです。

 現地の大使館は孤立している日本人と連絡がとれていて、現時点で健康状態に異常はないということです。

 今後、地元当局と連携し、ヘリコプターでの救助などを含め避難方法を検討しています。

(「グッド!モーニング」2025年12月1日放送分より)

広告