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タイとカンボジアの国境地帯で起きた軍事衝突が拡大している。トランプ大統領が仲介した和平合意は崩壊の危機を迎えている。
トランプ氏が和平合意仲介も衝突
タイの村に響いた突然の爆発音。人々が身を守るため屋内に逃げ込む様子も映っている。
カンボジアでも、建物の奥から黒煙が立ち上っている。
タイとカンボジアが領有権を争う国境地帯で続く軍事衝突。タイ軍は9日、カンボジア軍の武器庫を空爆したと明らかにした。空爆は8日に続き2日連続となる。
カンボジア軍はタイ軍による攻撃で、これまでに民間人7人が死亡し、20人が負傷したと発表した。
一方、タイ側でも兵士3人が死亡し、29人が負傷したと主張している。
またAP通信によると、国境地帯では戦闘から逃れるために、10万人以上が避難を余儀なくされているという。
トランプ大統領の仲介で、10月に和平合意に調印した両国。タイのアヌティン首相は、徹底抗戦の構えを示している。
「ここまで来たらこれ以上の交渉はしない。我が国を守るため全力を尽くす」(8日)
一方、カンボジア側も、フン・セン前首相は自身のSNSで反撃開始を宣言した。
「カンボジアは平和を必要としているが、領土を守るため反撃せざるを得ない」(9日 本人のSNS)
軍事衝突は、どこまでエスカレートしてしまうのか。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年12月10日放送分より)
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