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アメリカ本土やハワイなどへ旅行する時に必要なESTA=電子渡航認証システムについて、トランプ政権が入国を厳しくする目的で、申請時に過去5年分のSNSの履歴の提出などを義務化する案を発表しました。
DNAなど生体データも
トランプ大統領
「我々は安全を望んでいます。間違った人々がこの国に入ってこないようにしたいのです」(10日)
「我々は安全を望んでいます。間違った人々がこの国に入ってこないようにしたいのです」(10日)
移民受け入れを厳格化するトランプ政権。次なるターゲットはESTA。現在、日本など42カ国からの観光客はESTAを利用すれば、ビザなしで90日までアメリカに滞在することが可能です。
ハワイへの観光客(60代)
「(ESTA申請は)とても苦労しました。ここまで来るのも汗かきかきです」
「(ESTA申請は)とても苦労しました。ここまで来るのも汗かきかきです」
ハワイへの観光客(60代)
「手順がよく分からないので、全部英語なので読まないと今どこに僕はいるのか分からなくなるので、そこがちょっと難しいかなと思いました」
「手順がよく分からないので、全部英語なので読まないと今どこに僕はいるのか分からなくなるので、そこがちょっと難しいかなと思いました」
今でも複雑な申請に戸惑う人が多いなか、10日にアメリカ政府が公表したのが、ESTA申請時に過去5年分のSNSの履歴提出です。
これまでもパスポートや生年月日、逮捕歴・犯罪歴などの情報提供を求めてきたアメリカ政府。それに加え、今後過去5年分のSNSの履歴提出を義務付ける案を発表しました。
また“可能な限り”過去10年間で使用したメールアドレスや家族の詳細な情報、DNAなどの生体データなどの提出も求めるといいます。
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来年はサッカーW杯も…
アメリカは世界からの観光者数世界第3位の観光大国です。トランプ政権が新たに示した方針を受けて観光客からは戸惑いの声が上がっています。
イギリスからの観光客
「ちょっとやりすぎだと思います。多くの人をアメリカから遠ざけるでしょうね」
「ちょっとやりすぎだと思います。多くの人をアメリカから遠ざけるでしょうね」
スペインからの観光客
「私生活を見せる必要なんてないですよね」
「ただ国を訪れるだけなのに、そんなことまで。やりすぎです」
「私生活を見せる必要なんてないですよね」
「ただ国を訪れるだけなのに、そんなことまで。やりすぎです」
SNSの履歴提出などの規制案を導入するかどうかは、60日間の意見公募を経たうえで決定するということです。
木原稔官房長官
「今回の発表を受けて米側に対して日本人渡航者への影響を抑える観点から、さらなる情報提供を求めて改めて働きかけたところ」
「今回の発表を受けて米側に対して日本人渡航者への影響を抑える観点から、さらなる情報提供を求めて改めて働きかけたところ」
来年にはサッカー・ワールドカップ、2028年にはロサンゼルスオリンピックも予定され、大量の外国人観光客の流入が見込まれます。新たな規制案が現実のものとなれば、大きな影響を及ぼす可能性があります。
(「グッド!モーニング」2025年12月12日放送分より)
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