国際

グッド!モーニング

2026年1月6日 11:34

マドゥロ氏「今でも私が大統領」 米連邦裁判所で無罪主張 ベネズエラ攻撃で80人死亡

マドゥロ氏「今でも私が大統領」 米連邦裁判所で無罪主張 ベネズエラ攻撃で80人死亡
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 アメリカのトランプ政権による軍事作戦で身柄を拘束されたベネズエラのマドゥロ大統領が日本時間の6日未明、ニューヨークの連邦裁判所に出廷しました。罪状認否でマドゥロ氏は無罪を主張し、「自身が今でも大統領だ」と述べました。

ベネズエラ側の死者80人

 前かがみになりながら、うつむいて歩くマドゥロ大統領。日本時間の5日午後9時すぎ、収容先のブルックリンの拘置所からヘリコプターでマンハッタンへ護送される様子です。

 大勢の麻薬取締局の捜査官や武装した警察官が同行し、向かった先はマンハッタンの連邦裁判所です。

 麻薬テロなど4つの罪で起訴されているマドゥロ氏。6日午前2時ごろ、罪状認否が行われました。

「私は無実で有罪ではありません。自分は今もベネズエラの大統領です」(アメリカメディアによると)
アメリカ軍による電光石火の拘束作戦
アメリカ軍による電光石火の拘束作戦

 3日未明に行われたアメリカ軍による電光石火の拘束作戦。トランプ大統領は成果をアピールしました。

「ヘリが攻撃を受ける中、部隊が地上に降下しました。優秀な部隊で、愛国心と勇気にあふれる連中です」(4日)
ベネズエラ側の死者80人
ベネズエラ側の死者80人

 アメリカ側の死者はゼロ。一方、ニューヨーク・タイムズによると、ベネズエラ側はマドゥロ氏の警護兵と民間人合わせて80人が死亡しました。

被害を受けた住民
「私たちは寝ていて、おそらく弾丸がここを貫通しました。何かに直撃して叔母の上に落下しました。生きている状態で、(叔母を)病院に運び、酸素投与しましたが、手遅れでした」
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「再攻撃」の脅しも

 マドゥロ氏の拘束後、暫定大統領になったロドリゲス氏は当初、トランプ政権を非難していました。

「我が国に対して侵攻した過激派は、歴史と正義による裁きを受けるでしょう」(3日)

 トランプ大統領は「ロドリゲス氏についてどう考えますか?」と問われ、こう答えました。

「マドゥロよりも悲惨な状況になりえるということです。マドゥロはすぐに両手を挙げて投降したが、賢明な判断です」
トランプ大統領(左) ロドリゲス暫定大統領(右)
トランプ大統領(左) ロドリゲス暫定大統領(右)

 ロドリゲス陣営への圧力を強め、「再攻撃」も辞さないと脅しました。

「必要となれば第2波攻撃をかける準備はできていたし、今もできています」
「(Q.でも、第2波は選択肢にないんですよね?)いいや、ベネズエラが従わないなら第2波攻撃をかけます」
「(Q.アメリカ軍が現地で平和維持活動を?)それは新政権の出方次第です」
、“歩み寄る”姿勢に転じたロドリゲス暫定大統領
“歩み寄る”姿勢に転じたロドリゲス暫定大統領

 ロドリゲス氏は一日で態度を一変させると、“歩み寄る”姿勢に転じました。

「アメリカ政府、トランプ大統領と手を取り、新しいベネズエラをつくりたいです。私たちは戦争や無用な流血を避け、ベネズエラを再び偉大な大国にしたいです」(4日のSNS)

 アメリカの軍事攻撃を受け、国連の安全保障理事会は日本時間6日午前0時すぎ、緊急会合を開きました。

国連 グテーレス事務総長の声明(代弁)
「1月3日の軍事行動に関して、国際法の規則が尊重されていないことを引き続き深く懸念しています。憲章は、いかなる国の領土保全、または政治的独立に対する武力の脅迫、または行使の禁止も明記しています」
5日に開催された暫定大統領の就任式
5日に開催された暫定大統領の就任式

 ベネズエラでは5日に暫定大統領の就任式が開催され、ロドリゲス副大統領が正式に就任の宣誓を行いました。

「私は名誉にかけて誓います。ベネズエラがふさわしい運命を歩み、自由で主権ある独立国家として歴史の名誉の台座に立つまで私の腕に休息を与えず、魂に安息を与えないことを」

(「グッド!モーニング」2026年1月6日放送分より)

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