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2026年1月6日 20:12

ノーベル賞も関係?トランプ氏とマドゥロ氏側近“急接近”のワケ

ノーベル賞も関係?トランプ氏とマドゥロ氏側近“急接近”のワケ
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 ベネズエラの暫定大統領に就任したロドリゲス氏です。この2人が急接近する背景には、ノーベル平和賞も関係しているようなんです。

なぜ?マドゥロ氏側近と“急接近”

 銃声は5日、ベネズエラの大統領宮殿の近くで響き渡ったといいます。

 AP通信は、政府関係筋の話として、上空を正体不明のドローンが飛行。治安部隊が発砲したと伝えています。

 同じ日、ベネズエラの国会では、暫定の大統領が正式に就任しました。

暫定大統領に就任 ロドリゲス副大統領
「痛みを抱え、ただ同時にすべてのベネズエラ国民を代表して、宣誓する名誉をもって、ここに来ました」

 そして、ニューヨークの連邦地裁の前では、マドゥロ大統領の拘束に反対するデモが行われています。

 それと同時にベネズエラのマドゥロ大統領の拘束を喜ぶ人たちも。

 反マドゥロ側、そして左側のマドゥロ支持者と、この間で激しい口論となっています。

妻とともにニューヨーク連邦地裁に移送されたマドゥロ大統領
妻とともにニューヨーク連邦地裁に移送されたマドゥロ大統領

 この数時間前、ヘリコプターから降ろされたのは、そのマドゥロ大統領です。初公判のため妻とともにニューヨーク連邦地裁に移送されたのです。

 初公判は日本時間の未明に開廷しました。裁判官から名前を問われると、マドゥロ大統領は。

マドゥロ大統領
「私はベネズエラの大統領だ。カラカスにある自宅で拘束された」

 マドゥロ大統領が問われているのは、麻薬テロ、コカイン密輸の共謀、機関銃および破壊的装置の所持など4つの罪。起訴内容については。

「私は無実だ。まっとうな人間だ。今もベネズエラの大統領だ」
マドゥロ大統領 初公判の様子
マドゥロ大統領 初公判の様子

 アメリカ・メディアによると、マドゥロ大統領が退廷しようとした時、傍聴席からスペイン語で「代償を支払う時が来た」と叫ぶ声が上がりました。これに対してマドゥロ大統領は、「私は選挙で選ばれた大統領だ。戦争捕虜だ。自由になる」と応じたということです。

 有罪になれば、最高で終身刑になる可能性があります。

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トランプ大統領“すでに接触”

 ベネズエラに暮らす人たちは。

「どうなるか分からないから心配だね」
「どうなるか分からないから心配だね」
越境してきたベネズエラ人
「どうなるか分からないから心配だね。子どもとかみんなの食べ物や仕事も…」

 正式に暫定大統領に就任したロドリゲス氏は就任式で。

ロドリゲス暫定大統領
「2人の英雄、ニコラス・マドゥロ大統領とファーストレディーのシリア・フローレス氏が拉致され、アメリカで人質にされていることを悲しく思います」

 ロドリゲス暫定大統領はマドゥロ政権の副大統領。ただトランプ大統領は、攻撃直後の会見ですでに接触したと話しています。

「彼女は我々が必要だと思うことを実行する意思がある」
「彼女は我々が必要だと思うことを実行する意思がある」
トランプ大統領
「ルビオ国務長官がすでに彼女と話している。彼女は我々が必要だと思うことを実行する意思がある」

 その後のアメリカ・メディアのインタビューでは、ルビオ長官とロドリゲス暫定大統領の関係は「非常に強固だ」とも話しています。

 国外にいるベネズエラ人からは。

国外のベネズエラ人 シキューさん
「私たちはマチャドを支持」
国外のベネズエラ人 ルイスさん
「僕は以前、マチャドに投票」
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「ノーベル平和賞」も関係?

 野党指導者のマチャド氏に期待する声も上がっていましたが、なぜトランプ政権はマドゥロ大統領の側近との関係を深めているのでしょうか。

「軍隊が反抗してしまうと、ベネズエラで内乱が起こってしまい」
「軍隊が反抗してしまうと、ベネズエラで内乱が起こってしまい」
明海大学 小谷哲男教授
「一番大きな理由はやはりこのベネズエラのマドゥロ氏なきあと、誰がどういう形で軍部を抑えるのか、これが最大の焦点となる中で、いきなり民主派のマチャド氏が入ってきて軍隊を抑えられるかというと、それは難しいという判断があったんだと思います。やはり軍隊が反抗してしまうと、ベネズエラで内乱が起こってしまい、アメリカがこれに介入しなければならないというのが、いわば最悪のシナリオになる」

 ウォールストリート・ジャーナルによると、CIAはマドゥロ大統領を失脚させたあと、マドゥロ政権の高官に暫定統治を担わせることが望ましいと分析をしていたといいます。

 さらにマチャド氏が去年、ノーベル平和賞を受賞したことも関係しているといいます。

「トランプ氏はあまり快く思ってなかった」
「トランプ氏はあまり快く思ってなかった」
「トランプ氏がノーベル平和賞を取りたいということは、みんなが分かっていることですが、昨年取れずマチャド氏が取ったわけですが、『これをトランプ氏に捧げたい』というような発言はありましたけれども、実際はマチャド氏が受けたということをトランプ氏はあまり快く思ってなかった」

 トランプ大統領は、アメリカ・メディアとのインタビューでは、ノーベル平和賞は「判断に影響していない」としながらも、「受賞すべきではなかった」とも話しています。

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