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2026年1月28日 08:06

生存確認専用アプリ「死んだ?」 中国で爆発的ヒット 背景に孤独感…独身の若者増加

生存確認専用アプリ「死んだ?」 中国で爆発的ヒット 背景に孤独感…独身の若者増加
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 結婚しない若者が増加している中国で、生存確認専用アプリが単身者を中心に人気となっている。番組でアプリを使う人に話を聞くと、ヒットの背景に中国のある社会問題が見えてきた。

孤独感からアプリを利用

アプリ利用者
「突然死して誰にも気づかれないことを防げるアプリだ」
「母の決まり文句は『独身のまま年を取ったら、死んでも誰にも気づかれないよ!』でも、もう大丈夫!」

 中国で今、「スーラマ」日本語に直訳すれば「死んだ?」という、なんとも強烈な名前のアプリが爆発的ヒットとなっている。

 生存確認を目的としたアプリなのだが、その機能は毎日画面をタップするだけのシンプルな機能。2日間タップされないと、登録した緊急連絡先に通知が行くという仕組みなのだ。

 しかし、このシンプルな生存確認アプリがなぜ中国の若者の間で人気なのか?実際にこれを使っているという、大手IT企業勤務のリックさん(32)に話を聞いた。

「これは仕事が激務で孤独感を抱えている、一人暮らしの人に向いているアプリだと思います」

 地方出身のリックさんは、8年ほど前から都市部で一人暮らしをしているが、その生活に不安を感じる出来事があったのだという。

大手IT企業勤務のリックさん
大手IT企業勤務のリックさん
「2回ほど大病したのですが、突然夜に発症して強い腹痛に襲われたことがありました。自分で救急車を呼んだのですが、その時は孤独感や心細さを感じました」

 そして、アプリの名前も中国の若者に人気が出た理由の一つだという。

「アプリの名前が斬新だったのでパッと見ひかれました。特に中国では『死んだ?』はすごくセンシティブな言葉。そんな名前を付けるなんて、斬新だと思いました」

 IT企業で働くリックさんだが、プログラマーの過労死がニュースで報じられるたびに不安に襲われていた。

人知れず死ぬことへの不安解消の現れ
人知れず死ぬことへの不安解消の現れ

 アプリのヒットは、若者の孤独感と人知れず死ぬことへの不安解消の現れでもあるという。

「残業のせいで、ある日体が限界で倒れたら…家で倒れて誰にも気づかれなかったらどうするのか?自分の生活スタイルを考えると不安は強くなります。このアプリは万が一に備えるための予防策です」
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有料でも大ヒットの背景

 生存確認アプリは月180円と有料にもかかわらず、中国の今月のアプリランキングで1位を獲得したようだ。

 そして中国でも今、核家族化が進み、両親と離れて一人暮らしの若者の割合が年々増加しているという。

中国では一人暮らしをする若者が増加
中国では一人暮らしをする若者が増加

 こうした一人暮らしをする若者を中国では「空巣青年」=「コンチャオ・チンニィェン」と呼ぶそうだ。

 北京日報によると、あるシンクタンクの調査では一人暮らしをする20歳から49歳の人は1億1000万人に上るという。

 そして2030年には、1億5000万人から2億人に増加すると予想されているという。

生存確認アプリがヒットした背景
生存確認アプリがヒットした背景

 中国メディアによると、生存確認アプリがヒットした背景について、南京大学社会学院の胡暁武准教授は「個人と個人の境界が強くなり、多くの若者が友人、同僚と親密な関係を築くことが困難になっている」ことが大きいと分析しているという。

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AIで結婚意識増加を狙う

 そうしたなか、AI=人工知能を使って作られたある動画が話題となっている。

結婚を意識させるための生成AI動画
結婚を意識させるための生成AI動画
結婚を意識させるための生成AI動画
「両親に『結婚しなさい』と言われた時、私はかたくなに拒否した。一人で大丈夫だと思っていた。両親が亡くなって今は1人。誰も頼れない」
「後悔しているわ。母はずっと『結婚しなさい』と言っていたのに、1人で生きていけると信じていた」

 こうした動画が独身の子どもを持つ親の間で流行し、インターネット上で拡散されているという。

 香港メディアによると、これは生成AIで作られた動画で、結婚せず子どもを産まなかったことを後悔し、取り乱した姿を見せることで、若者に結婚する気を起こさせようというものだそうだ。

(2026年1月27日放送分より)

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