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2026年2月12日 18:00

ロシア軍情報機関、ナンバー2の暗殺未遂 “内部抗争説“浮上 ウクライナは関与否定

ロシア軍情報機関、ナンバー2の暗殺未遂 “内部抗争説“浮上 ウクライナは関与否定
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 ロシアのウクライナ侵攻から間もなく4年。ロシア軍情報機関のナンバー2が銃撃された事件を巡る謎が深まっている。ウクライナが関与を否定する中、ロシア軍の内部抗争説も浮上している。

ロシアは非難 「ウクライナが背後に」

 ロシア軍参謀本部情報局のナンバー2が、モスクワで銃撃される暗殺未遂事件が起きた。事件の背景には何があるのか。

 ロシアメディアによると、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のナンバー2、ウラジーミル・アレクセイエフ中将が6日朝、モスクワの自宅マンションで銃撃を受ける事件が発生した。背中に複数の銃弾を受けて重傷を負ったが、ロシアメディア「リアノーボスチ」によると、手術は成功し、容態は安定しているという。

 この事件を受けて、ロシアのラブロフ外相は、「ゼレンスキー大統領が和平交渉を妨害するために画策した暗殺未遂事件だ」とし、ウクライナが背後にいると非難している。

 また、BBCはロシア連邦保安庁によると、暗殺未遂容疑で逮捕された2人の男は容疑を認め、「ウクライナ保安庁の命令で実行した」と供述していると報じている。

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これまでと違う手口

ウクライナは関与を否定
ウクライナは関与を否定

 ただ、ロシア内部抗争の可能性も指摘されている。ウクライナのシビハ外相はロイター通信の取材に、ウクライナの関与を否定し「ロシア内部の抗争だったのかもしれない」と主張。

 また、ロシアの独立系メディアによると、アレクセイエフ中将は、軍の汚職摘発を主導したショイグ前国防相の側近らを摘発。ショイグ一派の一掃をプーチン氏に提言したという。国防相・軍内部の勢力争いが引き金になった可能性もある。

 さらに注目すべきは、手口がこれまでと違う点だ。

爆破による殺害だったが…
爆破による殺害だったが…

 2024年、ロシア軍の放射線・化学・生物防衛部隊のトップだったキリロフ中将が、自宅の入り口付近に仕掛けられた爆発物によって死亡した。

 また2025年12月には、作戦訓練部門のトップだったサルバロフ中将が車に仕掛けられた爆発物によって死亡した。

 アメリカメディア「フォーブス」によると、ロシア国内で実行されたウクライナによるとみられる暗殺作戦は、爆破による殺害でおおむね一致している。しかし、今回の銃撃事件はウクライナの秘密作戦としては、銃撃のため異例だという。

(2026年2月12日放送分より)

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