2
深刻な雪不足で今後は「冬のオリンピック」そのものの開催が危ぶまれています。現在オリンピックが行われているイタリア北部にもその危機が迫っています。
五輪開催地で深刻な雪不足
スキージャンプの競技が行われた、イタリア北部のリゾート地「バルディフィエメ」。
温暖化の影響などで雪不足が深刻化していて、多くの人工降雪機が置かれていました。今回のオリンピックに必要な人工雪は、東京ドームおよそ2杯分です。
輝かしい舞台に選ばれましたが、この地方に危機が訪れています。
ホテルで働く人
「昔と比べると雪は少なくなっている。それに暖かくなっている。何が起きているのか理解しないといけない」
「昔と比べると雪は少なくなっている。それに暖かくなっている。何が起きているのか理解しないといけない」
バルディフィエメと同じイタリア北部に位置するレコアーロテルメ市では、雪は積もっていますが硬くなっていて、最近降っていないことが分かります。斜面を見ると地面がのぞいていて茶色くなっていました。
広告
「夏の観光地目指す」副市長
アメリカの研究機関の調査によると、イタリア北部の気温は70年間で3.6℃上昇していて、積雪量は15センチ減少しました。
5年間で250以上のスキー場が閉鎖しています。
住民
「昔は混んでいてスキーヤーもいっぱいいたが、閉鎖してしまった。ホテルやレストランも冬は軒並み閉まっていて、完全に変わってしまった」
「昔は混んでいてスキーヤーもいっぱいいたが、閉鎖してしまった。ホテルやレストランも冬は軒並み閉まっていて、完全に変わってしまった」
運営を続けている多くのスキー場は、人工降雪機なしでは成り立ちません。
副市長はスキーに依存した地域の観光業から脱却したい考えです。
レコアーロテルメ市 副市長
「経済的な観点から見るとスキー場の維持、再稼働は割に合わない。夏のアクティビティーでも、多くの観光客が見込める。将来的にはスキーへの依存を減らし、エリア全体を夏のアクティビティーに活用することを目指している」
「経済的な観点から見るとスキー場の維持、再稼働は割に合わない。夏のアクティビティーでも、多くの観光客が見込める。将来的にはスキーへの依存を減らし、エリア全体を夏のアクティビティーに活用することを目指している」
IOCは、冬のオリンピックの開催可能な国が、2040年までに10カ国に減ると予想していて、夏の競技の一部を冬に移すことや、開催時期を1カ月前倒すことなどを検討しています。
IOC カースティ・コベントリー会長
「オリンピックは今、あり方を見つめなおす分岐点にいます。まっさらな状態ですべてを考えないといけません」(4日総会)
「オリンピックは今、あり方を見つめなおす分岐点にいます。まっさらな状態ですべてを考えないといけません」(4日総会)
(2026年2月18日放送分より)
広告




