1
ロシアによるウクライナ全面侵攻が始まってから4年。日々、攻撃にさらされるキーウで、ゼレンスキー大統領を支え続けてきた人物がいます。ミハイロ・ポドリャク大統領府顧問。番組では、事あるごとにウクライナのいまを聞いてきました。
大越キャスターとポドリャク大統領府顧問。顔を合わせるのは、2年ぶりです。
ウクライナ ポドリャク大統領府顧問
「(Q.この冬、エネルギーインフラへの攻撃が相次いでいる。国民にどんなメッセージを送っている?)重要なのは、政府が国民に何を伝えるかではありません。ウクライナ国民自身が、この戦争の本質を理解しています。ロシアは、民間人を最大限に攻撃します。国民を屈服させ、滅ぼし、支配する意思を示しています。屈辱を与えようとしていますが、戦争の4年間も、この冬も、ウクライナは屈服していません」
「(Q.この冬、エネルギーインフラへの攻撃が相次いでいる。国民にどんなメッセージを送っている?)重要なのは、政府が国民に何を伝えるかではありません。ウクライナ国民自身が、この戦争の本質を理解しています。ロシアは、民間人を最大限に攻撃します。国民を屈服させ、滅ぼし、支配する意思を示しています。屈辱を与えようとしていますが、戦争の4年間も、この冬も、ウクライナは屈服していません」
この1年で、趨勢(すうせい)を大きく変えたのが、トランプ大統領の登場です。
プーチン大統領に近い弱肉強食の世界観。ロシア寄りにも取れる姿勢が目立ちました。
ウクライナ ポドリャク大統領府顧問
「(Q.トランプ大統領への対応の仕方、基本的な考え方は)トランプ氏は、既存の国際秩序を変えるプロセスを、次々と仕掛けています。異議を唱えても無駄です。ただ、トランプ氏とは対話が可能です。圧力をかけてきますが、日本やウクライナを含む西側のパートナーではあります」
「(Q.トランプ大統領への対応の仕方、基本的な考え方は)トランプ氏は、既存の国際秩序を変えるプロセスを、次々と仕掛けています。異議を唱えても無駄です。ただ、トランプ氏とは対話が可能です。圧力をかけてきますが、日本やウクライナを含む西側のパートナーではあります」
繰り返し行われながら、突破口の見えない米ロとの和平協議。
そうしたなかで、トランプ政権が突き付けたとされるのが、大統領選挙と和平合意に関する国民投票の実施です。
ウクライナ ポドリャク大統領府顧問
「大規模なミサイル・無人機攻撃が、毎日、繰り返されているようでは、選挙の実施は不可能です。ゼレンスキー大統領は、一定期間、停戦が保証されれば、選挙に移行できると述べています。戦争終結へ唯一の策は『戦線の凍結』とも言っています。残念ながら、一部の領土は占領状態が続き、戦闘終了時点の境界線で両軍の部隊がとどまります。完全には終結せず、外交努力は続くでしょう」
「大規模なミサイル・無人機攻撃が、毎日、繰り返されているようでは、選挙の実施は不可能です。ゼレンスキー大統領は、一定期間、停戦が保証されれば、選挙に移行できると述べています。戦争終結へ唯一の策は『戦線の凍結』とも言っています。残念ながら、一部の領土は占領状態が続き、戦闘終了時点の境界線で両軍の部隊がとどまります。完全には終結せず、外交努力は続くでしょう」
領土の約2割を占領されたところで、ほぼこう着している戦線。ロシア軍は、犠牲をいとわず、兵士を送り込んでいます。死者の数は30万人前後とみられ、ウクライナ軍の倍以上です。
戦争特需で一時は好景気となったものの、ここへ来て成長は急減速しています。
ウクライナ ポドリャク大統領府顧問
「(Q.ウクライナの分析では、ロシア側の戦争継続の能力は?)残念なことですが、戦争を続ける潜在力があります。ロシア経済は、一定の困難に直面し、世界市場での地位を失い、エネルギー関連など、経済制裁が効いていますが、中国を筆頭に経済面での支援国があります。原油価格は下落していても、十分な収益があります。ロシア経済は、当面、戦争資金を調達できるでしょう」
「(Q.ウクライナの分析では、ロシア側の戦争継続の能力は?)残念なことですが、戦争を続ける潜在力があります。ロシア経済は、一定の困難に直面し、世界市場での地位を失い、エネルギー関連など、経済制裁が効いていますが、中国を筆頭に経済面での支援国があります。原油価格は下落していても、十分な収益があります。ロシア経済は、当面、戦争資金を調達できるでしょう」
全面侵攻から4年。ロシアの攻撃は、激しさを増すばかりです。確認されただけで、民間人1万5000人以上がロシア軍に命を奪われています。
ウクライナ ポドリャク大統領府顧問
「(Q.戦いに疲れて、限界を迎えるのではないか。ウクライナの国民が、戦いを続けられると思いますか。希望が見えるとしたら、どのようなものでしょうか)複雑ですが、単純な問題で、ウクライナは確かに戦争に疲れています。友人や子どもたちの家に、毎晩、ミサイルが飛来する。非常につらいことです。同時に単純な問題です。国の存亡に関わるからです。選択肢はありません。『耐え抜くか、滅ぼされるか』。『ロシア世界』とは、侵略、拡張、戦争のことです。ロシアの侵略の根底にある『暴力が支配する』という原則を、ウクライナでいま止めるのか、拡大させるのか。皆さんと欧州、私たち全員次第です。ウクライナは、すでに決心しました」
「(Q.戦いに疲れて、限界を迎えるのではないか。ウクライナの国民が、戦いを続けられると思いますか。希望が見えるとしたら、どのようなものでしょうか)複雑ですが、単純な問題で、ウクライナは確かに戦争に疲れています。友人や子どもたちの家に、毎晩、ミサイルが飛来する。非常につらいことです。同時に単純な問題です。国の存亡に関わるからです。選択肢はありません。『耐え抜くか、滅ぼされるか』。『ロシア世界』とは、侵略、拡張、戦争のことです。ロシアの侵略の根底にある『暴力が支配する』という原則を、ウクライナでいま止めるのか、拡大させるのか。皆さんと欧州、私たち全員次第です。ウクライナは、すでに決心しました」
広告









