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2026年3月10日 16:22

トランプ氏会見 軍事作戦「まもなく終結するだろう」日本影響…和牛・緑茶輸出できず

トランプ氏会見 軍事作戦「まもなく終結するだろう」日本影響…和牛・緑茶輸出できず
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 日本時間の10日朝、アメリカのトランプ大統領が会見をして、イランに対する軍事作戦について「当初よりも大幅に前倒しして、間もなく終結するだろう」と話しました。

トランプ氏「時間かからない」

 日本時間午前6時ごろ、姿を現したトランプ大統領。

「私たちは少し回り道をしました。理由は悪を排除する必要があったからです。ただ、これが短期的な寄り道になるだろうと私は確信しています。我が軍はとても優秀ですから、短期間にやり遂げるでしょう!」

 開口一番、自らアメリカ軍を褒めたたえます。

「アメリカ軍が介入しなければ、イスラエルはイランに地球上から消されていたはずです。イランは2週間以内に核兵器を使用し、イスラエルを支配し、中東全域を支配しようとしていたはずです」
「我が軍は今まさにドローン製造拠点を破壊中です。非常に優れた作戦なので、完了すれば世界は格段に安全になります。完了までそう長くはかかりません」

 イラン情勢の収束について「そう時間はかからない」と話すトランプ大統領。

トランプ大統領とプーチン大統領が電話会談
トランプ大統領とプーチン大統領が電話会談

 ロシア大統領府は9日、トランプ大統領とプーチン大統領が電話会談を行い、イランやウクライナ情勢について協議したと発表しました。

 プーチン大統領はイラン紛争の外交的解決に向けた考えを表明したといいます。

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イスラエル イラン石油施設を攻撃

 空を覆い尽くすほど、黒煙が立ち込めるここは、テヘラン北東部にあるイラン最大級の石油貯蔵施設です。

イラン最大級の石油貯蔵施設
イラン最大級の石油貯蔵施設
CNN プライトゲン特派員
「破壊された貯蔵タンクの一部から、まだ炎が上がっています」

 これまでは軍事施設が狙われていましたが今回、エネルギー施設もイスラエルの標的に。一夜明けてもなお、火災が続いていました。

CNN プライトゲン特派員
「施設全体が大規模な爆撃を受けて壊滅したようで、今も火災が続いています」

 この黒煙の影響で、周辺では油の混じった雨が降りました。

黒煙は周辺に油の混じった雨を降らせた
黒煙は周辺に油の混じった雨を降らせた

 一方で、イランの弾道ミサイルと見られるものがエルサレム上空に飛来。イスラエル中部の建設現場では…。爆発音とともに砂煙が舞っています。

弾道ミサイルと見られるものがエルサレム上空に
弾道ミサイルと見られるものがエルサレム上空に

 エスカレーターの側面に爆弾の破片が飛び散り、ガラスが粉々になるほどです。

イスラエル国民
「モジタバ師が長く続かないことを願うよ。イスラエル軍を信じている」
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周辺国に戦火による被害

イラン国営放送(9日)
イラン国営放送(9日)
イラン国営放送(9日)
「専門家会議の全会一致でモジタバ・ハメネイ師が私たちの親愛なる指導者になりました。神は偉大なり」

 9日、イランの国営メディアは、殺害されたイランの最高指導者ハメネイ師の後継者に次男のモジタバ師(56)が選出されたと報じました。

 テヘランの街には大勢の市民が集まりモジタバ師の選出に歓喜する姿が…。

「神は偉大なり。モジタバ師こそ指導者」
「アメリカと折り合うことがないと確信しています。ハメネイ師の息子ですもの」

 モジタバ師は、これまで公職にはついていませんでしたが陰の実力者とも呼ばれる人物です。

陰の実力者とも呼ばれる人物
陰の実力者とも呼ばれる人物

 一方で、度重なる反政府デモを弾圧してきた立場でもあるため、市民からは反対の声も上がっています。

「モジタバに死を。モジタバに死を」

 こうした中、周辺国では戦火による被害が…。ペルシャ湾の島国バーレーンでは製油所がイランのドローン攻撃を受け炎上。

 街なかでも建物の壁は崩れ落ち、道には瓦礫(がれき)が散乱。車の窓にはガラスがありません。

イランのドローン攻撃を受け製油所が炎上
イランのドローン攻撃を受け製油所が炎上

 黒い煙が見えるのは、レバノンの首都ベイルート。イランと親しいイスラム教シーア派組織ヒズボラのインフラを標的にしたイスラエルによる攻撃。

 こちらはトルコ南部のガジアンテップ。ブルーシートに覆われているのは、ミサイルの破片。トルコ国防省は、イランから発射された弾道ミサイルをNATO=北大西洋条約機構がトルコ領空で撃墜したと発表しました。

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和牛・緑茶 中東に輸出できず

 中東情勢の悪化が、思わぬところにも影響を及ぼしています。

にし阿波ビーフ 谷藤隼人取締役
「今のフライトの状況で、いつごろ復帰するとか見込みはあるんですか?」

 取引先へ航空便の状況を確認しているのは、谷藤さん。

にし阿波ビーフ
にし阿波ビーフ

 宮崎牛などをイスラム教徒が安心して食べられるよう、ハラル対応の精肉加工を行い、海外へ輸出しています。

 そんな谷藤さんが今、直面しているのが…。

谷藤取締役
「ドバイ向けに輸出をしているところですけど、和牛の貨物の優先度はかなり低いので、これから先いつ輸出できるか分からない状況です」

 ここ数年、中東で高い人気を誇る「日本の和牛」。谷藤さんは2年前からドバイへ輸出をはじめました。しかし…。

「中東諸国は関係ないものだと」
「中東諸国は関係ないものだと」
谷藤取締役
「アメリカとイラン、イスラエルの戦いだと思っていたので、中東諸国(ドバイなど)は関係ないものだなと当初は思っていました」

 アメリカがイランに攻撃を行った翌日からドバイへの航空便が突然ストップする事態に。

 そのため、冷蔵庫には山積みになったダンボール箱。箱の中には、本来であれば今週ドバイへ輸出される予定だったサーロインのブロック肉が入っていました。

今週ドバイへ輸出される予定だったブロック肉
今週ドバイへ輸出される予定だったブロック肉
谷藤取締役
「(Q.滞っている肉は何キロ?)500キロですね。ただ牧場でもUAE(ドバイ)向けにこれから1カ月、2カ月っていうところでオーダーいただいていたんですけど、いったんストップという形で。正直今はどうなるかも分からなくて、先行きが見えない状態なので、かなり不安でいっぱいです」
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 影響は“和牛”だけではありません。

ヘンタ製茶 邉田孝一社長
「4月、5月。イランからのいろんな攻撃があれば、(輸出は)ちょっと厳しいよねという、そこまでは話していますね」

 鹿児島県霧島市で緑茶を生産・販売する邉田さん。

 世界的ブームとなっている抹茶を、今年5月からドバイへ輸出する予定でした。

抹茶を今年5月からドバイへ輸出する予定だった
抹茶を今年5月からドバイへ輸出する予定だった
邉田社長
「(ドバイ向けは)ここ全部ですね」
「(Q.中東にすごく期待していた)そうです。そういうのを考えて今年新しくお茶を植えたところがあるんですよ。(新しく)1ヘクタール」

 視界いっぱいに広がる茶畑。新茶の収穫まで、あと2カ月余りに迫っています。

見込めていた売り上げは5000万円
見込めていた売り上げは5000万円
邉田社長
「(Q.どのくらい売り上げが見込めていた)5000万円」

 中東への輸出拡大に水を差す、今回の事態。影響の長期化が懸念されています。

(2026年3月10日放送分より)

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