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地上作戦の可能性も示唆するアメリカ・トランプ大統領は、イランの石油資源への強い野心をあらわにしました。原油輸出の拠点・カーグ島を爆破するとも脅し、軍事的な圧力を一段と強めています。
戦闘終結あせり?要求加速
「イラン政権側から聞かれるあらゆる表向きの姿勢や虚偽報道にもかかわらず、協議は継続しており順調に進んでいます」
日本時間31日午前2時半ごろ、会見を開いたホワイトハウスのレビット報道官。イランとの協議は順調に進んでいるとしたうえで、イランが公に表明していることとアメリカの当局者に非公式に伝える内容が異なっていると強調しました。
会見のおよそ6時間前、トランプ大統領はSNSにこう投稿しました。
「ホルムズ海峡が直ちに開放されなければ、我々はイランでの『すばらしい滞在』を締めくくる形で、イランのすべての発電施設、油田、カーグ島を爆破し完全に破壊します」
SNSでは強い言葉で圧力をかける一方、記者団に対してはこう話しました。
「本日、イランととてもいい交渉を行った」
「(Q.イランに15項目の要求をしましたが返答は?)返答はありました。15項目の多くで譲歩してくれました」
「(Q.イランに15項目の要求をしましたが返答は?)返答はありました。15項目の多くで譲歩してくれました」
しかし、イラン外務省の報道官はこうコメントしています。
「アメリカから私たちに伝えられた内容、それを15項目と呼ぼうが、それより多かろうが少なかろうが、極めて過激で非現実的かつ理不尽な要求の集まりです」
果たして、アメリカとイランの交渉は進んでいるのでしょうか。
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参戦フーシ派通航料も検討
アメリカ・イスラエルとイランの戦いに、イエメンの親イラン武装組織・フーシ派が参戦を表明したことで、事態は深刻化しています。
イエメン沖にあるホルムズ海峡と並ぶ石油の海上輸送の要衝・バブエルマンデブ海峡。世界の石油の海上輸送のおよそ40%がマンデブ海峡かホルムズ海峡を通過します。
ANNがイエメンのフーシ派幹部のモハメド・アルブハイティ氏に話を聞くと、マンデブ海峡封鎖の可能性に言及しました。
「バブエルマンデブ海峡の封鎖は圧力の手段です。侵攻行為が止まらなければ、イエメンは関与した国々に対して、この手段を用いらざるを得ないでしょう」
フーシ派幹部は今後、海峡を通過する船舶から通航料を徴収することも検討するといいます。
イランへの攻撃が続けば、段階的に対抗措置すると語りました。日本に対しては…。
「日本はイランへの侵略に積極的に関与していないので、アメリカの利益に直結しない限り、標的になることはありません」
緊迫する中東情勢を受け、高市総理大臣は赤沢経済産業大臣を重要物資の安定確保を担う新たな大臣に任命しました。
「石油備蓄の放出や積極的な資源エネルギー外交を通じて、原油や石油製品については、我が国全体として、日本全体として必要となる量を確保する」
(2026年3月31日放送分より)
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