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2026年3月31日 15:40

「勝利するまで戦い続ける」イラン革命防衛隊元司令官が語った内情 米国との“交渉”

「勝利するまで戦い続ける」イラン革命防衛隊元司令官が語った内情 米国との“交渉”
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 イランの革命防衛隊の元司令官が番組の取材に応じました。イランの思惑について語りました。

イランが米軍拠点に攻撃

 31日午前3時ごろ、イランの国営通信が公開した映像です。

 ミサイルには「神は我々に敗北の道を閉ざした」というメッセージと、死亡した政権幹部ラリジャニ氏の写真がありました。

 アメリカ軍の中級将校や指揮官200人以上が集結する拠点に対して攻撃を行ったと発表しました。

トランプ氏 イランを威嚇

 31日未明にCNNが報じたのは、トランプ大統領が日本時間の30日午後8時半ごろに更新したSNSの投稿です。

「トランプ大統領は『ホルムズ海峡が直ちに通行可能にならない場合、米軍はイランにおける穏やかな“滞在”を終了し、イランの発電所、油田、カーグ島を爆破し、完全に破壊することになるだろう』とイランを威嚇しました」
アメリカのトランプ大統領
アメリカのトランプ大統領

 イランとの協議で大きな進展があったとしたうえで、改めてイランに対しホルムズ海峡を開放しない場合、カーグ島などを標的にすると警告しました。

 またニューヨーク・ポストによると、トランプ大統領はガリバフ議長がアメリカに協力する意思があるかどうかは、1週間ほどで明らかになるだろうと語ったとしています。

ホワイトハウスのレビット報道官
ホワイトハウスのレビット報道官

 日本時間31日朝、会見を開いたホワイトハウスのレビット報道官は、交渉は順調に進んでいると強調しました。

「イラン側の公式発表や虚偽の報道とは違い、交渉は順調に続いています。公表されていることと水面下で行われている話し合いの内容は、大きく異なるものです」
イランのペゼシュキアン大統領
イランのペゼシュキアン大統領

 一方、30日に閣議を開いたイランのペゼシュキアン大統領は「私たちは国民の奉仕者です」と述べました。

 アメリカに提示しているすべての条件に加え、「国民の安全と尊厳、利益が保障される場合のみ終戦になる」としました。

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戦闘終結 交渉は?

 果たして、アメリカとイランの間で戦争終結についての交渉は、どこまで進んでいるのでしょうか?

イラン革命防衛隊元司令官のラシード氏
イラン革命防衛隊元司令官のラシード氏

 イランの革命防衛隊の元司令官で、現在も幹部らにアドバイスをしているというラシード氏に話を聞きました。

「トランプ氏の終結合意が成立する可能性があるという発言は、株式市場を意識したもの」
元国会議員で「外交・安全保障」を担当
元国会議員で「外交・安全保障」を担当

 元国会議員でもあり、長らく「外交・安全保障」を担当していた人物です。

「(Q.戦争終結の交渉について)イランとアメリカの仲介者たちはメッセージのやり取りを行っていますが、交渉につながる成果は何も出ていません」
「トランプ氏は自身の希望を押しつけており、現時点で交渉が行われているという話は聞いていません」
「交渉の場にも立っていない」
「交渉の場にも立っていない」

 アメリカとイランは、現時点で交渉の場にも立っていないと話します。

「戦争終結の合意は、アメリカがイランの条件を受け入れた場合に成立します」

 ラシード氏は、イランが提案した条件をアメリカが受け入れないことには停戦はないとし、合意が近いとするトランプ大統領の発言を否定しました。

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米軍地上作戦の対策は?

 トランプ大統領がカーグ島を占領し「イランの石油を奪う」と主張したことについては、こう話しました。

「何の反撃もないと想像しているのでしょうか。占領するのは不可能です」
強襲揚陸艦「トリポリ」
強襲揚陸艦「トリポリ」

 アメリカ中央軍は日本を拠点とする強襲揚陸艦「トリポリ」や第31海兵遠征部隊など、合わせて3500人ほどが中東に到着したと発表。29日時点で中東地域には、5万人を超える米軍兵士が集結しています。

地上作戦準備どうみている?
地上作戦準備どうみている?

 着々と進む米軍の地上作戦準備をイラン側はどうみているのでしょうか?

「(Q.地上戦になった場合について)我々は強力な地上部隊を保有しています。兵士の募集が行われ、けさ(30日)の時点で約120万人が登録していて、今後2日間で300万〜400万人に達します。アメリカは多数の棺おけを抱えて帰ることになるでしょう」
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「勝利まで戦う」元司令官

 イスラエルは、29日の夜もイランへの空爆を実施。テヘランとその周辺で電力施設に被害が発生し、一時停電に陥りました。

ミサイルの破片が工場を直撃
ミサイルの破片が工場を直撃

 一方、イスラエル中部の工業地帯で29日、ミサイルの破片が工場を直撃。空高く黒煙が立ち上り、消防隊員が消火活動を行っています。

石油精製施設が炎上
石油精製施設が炎上

 さらに、イスラエル北部のハイファでは30日、ミサイルによる攻撃があり石油精製施設が炎上しました。2度目の被害だといいます。

イラン中央司令部 ゾルファガリ報道官
「敵であるアメリカやイスラエルの悪行やテロ行為、およびイラン各地の住宅を標的にした暴挙に対し、イラン軍は報復措置を講じる予定だ」
報復の連鎖
報復の連鎖

 アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始してから1カ月余り。報復の連鎖が続いていることについて、ラシード氏はこう話します。

「私たちの条件が一つでも受け入れられなければ停戦・戦争終結についての交渉は一切行われません。妥協も降伏もせず、勝利するまで戦い続けることです」
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代替ルートの封鎖示唆

 アラビア半島の南側に位置し、紅海とアデン湾をつなぐ海上交通の要衝バブエルマンデブ海峡。

 事実上封鎖されているホルムズ海峡に代わる原油輸送ルートとして期待されていますが、今、このルートにも黄色信号がともっています。

バブエルマンデブ海峡
バブエルマンデブ海峡

 イエメンに拠点がある親イラン武装組織フーシ派の幹部、モハメド・アルブハイティ氏が30日、テレビ朝日のインタビューに応じ、バブエルマンデブ海峡の封鎖を示唆しました。

「バブエルマンデブ海峡の封鎖は圧力の手段だ。侵略行為に関与した国には、封鎖せざるを得なくなるだろう」
「バブエルマンデブ海峡の封鎖というカードも含め、対抗措置の程度は、アメリカとイスラエルの行動次第だ。周辺国のイラン攻撃への加担の度合いにもよる。攻撃がいつまで続くかにも関連する」
アフリカ大陸北東部ジブチ
アフリカ大陸北東部ジブチ

 バブエルマンデブ海峡をのぞむアフリカ大陸北東部ジブチでは…。

港で働く人
「封鎖されれば、港の仕事がなくなる。東アフリカの“心臓”みたいなものなのに」
トラック運転手
「イランは人々の暮らしに目を向け、愚か者のアメリカなど無視すればいい」
フーシ派による船の拿捕(2023年11月)
フーシ派による船の拿捕(2023年11月)

 フーシ派は、2023年のイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始から停戦までのおよそ2年間、紅海を航行するタンカーへ攻撃を繰り返してきました。

 実際に、日本郵船が運航する貨物船も紅海で攻撃を受け、拿捕(だほ)される被害も起きています。

イエメンの親イラン武装組織フーシ派の幹部
イエメンの親イラン武装組織フーシ派の幹部

 フーシ派の幹部は現時点で、日本を標的にする可能性を否定。イランへの攻撃が続けば、段階的に対抗措置を講じると強調しました。

「(Q.日本は次の標的になる?)日本はイランへの侵略に積極的に関与していないため、アメリカの利益に直結しない限り標的となることはない」
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イランが日本に求めること

 アメリカとイランの仲介役を担うパキスタンの外相は、アメリカとイランの協議が数日以内に実現する見通しだと表明しました。

パキスタンの外相ら
パキスタンの外相ら

 さらに、ホルムズ海峡を巡っては、イランがパキスタン船籍20隻の通過を許可したと明かしました。

 ペルシャ湾内には現時点で、45隻の日本関係船舶がとどまっていますが、30日に新たな動きがありました。

金子恭之国土交通大臣
「ペルシャ湾内の日本関係船舶における日本人乗組員数は、最新の情報でありますが、日本時間の本日未明に4人が下船し、20人であると報告を受けております」
ペルシャ湾内に日本関係船舶45隻が停泊中
ペルシャ湾内に日本関係船舶45隻が停泊中

 外務省によると、ペルシャ湾内の船舶から下船した日本人4人が30日に帰国。健康状態に問題はないといいます。

 いまだ日本人20人がペルシャ湾の船舶に残っていて、政府は引き続き、船員・船舶の安全確保を最優先に情報収集を徹底するとしています。

イランが日本に求めることは
イランが日本に求めることは

 長きにわたり、日本と友好関係を築いてきたイラン。今、イランが日本に求めることとは…。ラシード氏に聞きました。

「私たちは常に日本に友好的な印象を抱いており、日本政府が歴史の正しい側に立つことを期待しています」
「ホルムズ海峡は、アメリカとその協力国に対してのみ閉鎖しています。日本関連の船舶は、イランの許可を得てホルムズ海峡を通過することになるでしょう。日本がアメリカを支援したという証拠がない限りは」

(2026年3月31日放送分より)

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