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大西洋を航行中のクルーズ船で発生した感染症「ハンタウイルス」を巡って、WHOはヒトからヒトに感染した可能性があると明らかにしました。日本人1人の乗船も確認され、日本政府は情報収集を急いでいます。
「致死率40%」日本人も乗船
乗客 ジェイク・ロズマリンさん
「私は現在、MVホンディアス号に乗っていますが、今起こっていることは、ここにいる私たち全員にとって現実的な出来事です。家族がいて、生活があり、家で待っていてくれる人がいます。不確実なことがたくさんあり、それが一番つらいところです。今は、ただただ安心を感じ、状況を把握し、家に帰りたいです」
「私は現在、MVホンディアス号に乗っていますが、今起こっていることは、ここにいる私たち全員にとって現実的な出来事です。家族がいて、生活があり、家で待っていてくれる人がいます。不確実なことがたくさんあり、それが一番つらいところです。今は、ただただ安心を感じ、状況を把握し、家に帰りたいです」
クルーズ船内で、国立健康危機管理研究機構によると、致死率は40%にも達するといわれるハンタウイルスの集団感染が疑われる事態が起きています。
WHO 感染症対策・予防局
ケルクホーフェ局長代理
「乗客と乗組員147人のうち7人が病気と報告されていますが、悲しいことに3人が死亡しています」
ケルクホーフェ局長代理
「乗客と乗組員147人のうち7人が病気と報告されていますが、悲しいことに3人が死亡しています」
乗客の中には、感染は確認されていない日本人1人が含まれていることが分かっています。
ネズミなどのげっ歯類にかまれたり、フンや尿に触れたりすることで感染するハンタウイルス。基本的には、ネズミから人へ感染するとされていますが…。
「夫婦間や相部屋で濃厚接触による『ヒト・ヒト』感染が起きた可能性もあると考えられます」
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クルーズ船で3人死亡
アルゼンチンを出航し、南極大陸などを巡り、スペイン領カナリア諸島に向かう予定だった船。
先月6日、オランダ国籍の男性(70)が船の上で発熱や下痢の症状を訴え、その後、呼吸困難に陥り11日に死亡しました。
24日には、男性の妻(69)が胃腸の不調を訴えて船を下り、その後、容態が悪化すると26日に死亡しました。
3人目のドイツ国籍の女性は、28日に発熱や倦怠(けんたい)感の症状を訴え、今月2日に船の上で死亡が確認されています。
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特定の治療法「存在せず」
ハンタウイルスについて専門家はこう話します。
カナダ公衆衛生庁 サフロネッツ主任研究員
「感染者を治療するワクチンはなく、対症療法が中心になります。感染を早期に突き止め、対応可能な施設に入ることが重要。この症例では、呼吸困難への対応が極めて大切ですが、特定の治療法は今存在しません」
「感染者を治療するワクチンはなく、対症療法が中心になります。感染を早期に突き止め、対応可能な施設に入ることが重要。この症例では、呼吸困難への対応が極めて大切ですが、特定の治療法は今存在しません」
クルーズ船の感染で思い出されるのが、2020年に「ダイヤモンド・プリンセス」号の船内で起きた、新型コロナウイルスの集団感染です。
国立健康危機管理研究機構によると、ハンタウイルスは日本でも1980年代まで確認されていて、1961年には大阪で2人が亡くなり「梅田熱」と呼ばれました。
予防医療に詳しい 宮崎光史医師
「(Q.日本にいるネズミにハンタウイルス感染の可能性は?)あると思った方がいいと思う。直接、野生のネズミと触れ合うとか、すんでいる所に踏み込んでいかない限りは、そこまで気にしなくて大丈夫かなと思う」
「(Q.日本にいるネズミにハンタウイルス感染の可能性は?)あると思った方がいいと思う。直接、野生のネズミと触れ合うとか、すんでいる所に踏み込んでいかない限りは、そこまで気にしなくて大丈夫かなと思う」
(2026年5月6日放送分より)
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