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有働Times

2026年6月15日 00:57

最終草案明らかに「即時開放」ホルムズ海峡 独自証言テヘラン市民「物価10倍に」

最終草案明らかに「即時開放」ホルムズ海峡 独自証言テヘラン市民「物価10倍に」
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アメリカとイランの戦闘終結をめぐる「覚書」。
日本時間きょう14日未明、トランプ大統領が「14日中に署名の予定だ」と表明しました。
ロイター通信は、イラン政府の高官が明かした「覚書」の草案の中身として、イランはホルムズ海峡を全ての商船に対して即時開放する。また、アメリカは海上の逆封鎖を解除することで一致したと伝えました。

ホルムズ海峡「即時開放」合意か

CNN
「イランとアメリカの声明には非常に大きな相違があります。これがどこに向かうのか見極めるのは難しい。実際にはどのような合意になるのか明確には理解できない」

トランプ大統領が「14日に署名の予定」と語ったイランとの戦闘終結に向けた覚書。

もし合意となればアメリカ側はバンス副大統領、イラン側は首席交渉官を務めるガリバフ国会議長がオンラインで署名する可能性があるといいます。

バンス副大統領、ガリバフ国会議長

2時間ほど前、ロイター通信はイラン高官が語ったという覚書の草案の中身を速報で伝えました。

「イランは核兵器を製造も取得もしないことに合意」
「アメリカは高濃縮ウランをイラン国内で希釈することに合意」
「イランはホルムズ海峡をすべての商船に対して即時開放する」

一方、仲介役のパキスタンのシャリフ首相は日本時間の13日午後8時ごろ、SNSに「24時間以内に最終調整がなされる見通しでパキスタンは電子署名に向けた準備を進めている」と投稿していました。

シャリフ首相のSNS

しかし、午後8時を過ぎた今も覚書調印の知らせは入っていません。イランメディアは、交渉チームに近い情報筋の話として「まだ最終決定を下していない」と伝えています。いったい何が起きているのでしょうか?

CNNが速報で伝えたのは、日本時間の14日午前3時。

「トランプ大統領が先ほどSNSに『イランとの和平合意は明日(14日)署名する予定だ』と投稿し、『署名後すぐに、ホルムズ海峡はすべての人に開放する』と続けました」

イランとの戦闘終結に向けた覚書の合意について「14日に署名の予定だ」と表明したトランプ大統領。

トランプ大統領のSNS
「イランはもはや核兵器を望まず、購入や開発などいかなる手段によっても核兵器を保有することはない。合意はあす(14日)署名の予定で、署名され次第、ホルムズ海峡はすべての人に開放される」

そして高濃縮ウランについては…

トランプ大統領のSNS
「適切な時期に回収し、イラン国内であれアメリカ国内であれ、希釈して破壊する」

そのうえで、イランをこう牽制していました。

トランプ大統領のSNS
「もしうまくいかなければ、我々は究極の代替手段を持っているが、二度と使うことがないことを願っている」

CNNは、覚書への署名をオンライン形式で行う計画が、ここ1日でまとまったと伝えています。

安全保障上の観点から、大統領と副大統領が同時に外遊することはありません。トランプ大統領は15日早朝、フランスで開催されるG7サミットに出発する予定で、バンス副大統領を署名のために派遣すると、トランプ大統領の出発に間に合うように帰国させるのが困難なためだといいます。

トランプ大統領の誕生日

6月14日はトランプ大統領の80歳の誕生日です。ホワイトハウスでは総合格闘技団体UFCの試合が開催されます。覚書の調印を、自らの誕生日に合わせたのでしょうか?

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イラン側 署名は「数日中」と否定

一方、イラン外務省のバガイ報道官は、「署名は14日ではない」と否定しています。

バガイ報道官
イラン外務省 バガイ報道官
「明日(14日)ではないが、今後数日中に行われる可能性は否定できない。ただ相手側の立場に一貫性がないため、結果についてのコメントは慎重にならざるを得ない」

覚書の内容をめぐり、双方の説明には大きな食い違いが生じていました。

アラグチ外相
アラグチ外相
「ホルムズ海峡の管理は、もはや過去のようなものにはならない」

ホルムズ海峡について、トランプ大統領は完全な開放を求め、イランの「通行料」の徴収に反対してきましたが、アラグチ外相は開放後も戦闘開始前の状態には戻らず、安全航行のための「サービス料」をとる方針を示しています。

また、高濃縮ウランについてトランプ大統領は、「イラン国内であれアメリカ国内であれ希釈して破壊する」と述べていますが、アラグチ外相は「イラン国内での希釈(転換)だけが唯一の容認できる方法だ」と主張しています。

さらにイランが要求する凍結資産240億ドル(約3兆8000億円)の解除について、アクシオスによると、アメリカ側は合意の履行状況に応じて段階的に解除すると述べていましたが、イラン側は署名した時点で直ちに一部を解除すべきと主張しているといます。

アラグチ外相
「主導権を握り戦場を制した今こそ戦争を終わらせるべきだ。これはスローガンではない。我々が戦場の勝利者だ」
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今のイラン国内は?「物価10倍近く」

一方、イラン国内では合意に反対する強硬派のデモが起きています。

“合意反対”デモ
「ガリバフ(国会議長)アラグチ(外相)アメリカへの報復はどうなった?」

Q.戦争は終わってほしい?

テヘランに住むイラン人男性(60代)
「もちろんです。もちろん、それはほとんどの国民の望みなんですよ。アメリカと仲良くなってちょっと生活が変われば良いんじゃないかという人もいる」
テヘランに住むイラン人男性

日本で暮らした経験があり、現在はテヘランに住む男性です。

テヘランに住むイラン人男性
「食べ物とかね、10倍近く、この1年間で上がってしまったんですけれども、ものすごい上がってしまって経済は苦しいです。やっぱり肉、お米、油、フルーツも。本当にイランはフルーツは世界で一番すごい国だが、それでも値段が上がって昔は1kg買っているところ、1個にしたり。何でも値上がりしました」
「仕事も、この戦争の前だったら良かったんだけど、戦争のあとはずいぶん減った。いろんな工場が壊されちゃった。その人たちは仕事が無くなってしまった」

独自 米“核放棄”要求も イラン国民「懐疑的」

もともとイランの体制に不満をもっていた男性。トランプ大統領には“体制転換”を期待していたといいますが…

“体制転換”を期待
テヘランに住むイラン人男性
「イラン国民のほとんどは(現在の政府を)チェンジして欲しいというのは考えているわけなんですよ。トランプさんは『助けに行きます』と言っていたけど、なかなか助けに来ない。トランプさんはみんな国民の中では“嘘つき”になっている。『嘘つきになっているんじゃないか』と思っているんだよ。だんだんそれが分かってきているわけ。アメリカは『核を捨てなさい』『ミサイルを捨てなさい』『私の言うこと聞きなさい』。まだ話し合いで変わるのかどうかわからないけど、まあ上手くいかないんじゃないかなと思っています」

6月14日『有働Times』より

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