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ロシアのプーチン大統領が13日、北方領土の択捉島を初めて訪問し、水産加工工場や病院などを視察しました。
高市総理は、お盆休みを返上し、公邸での対応となりました。
高市総理
「北方領土は、歴史的にも国際法上も、我が国固有の領土であります。ロシアの現職の大統領による今般の択捉島訪問は、北方領土に関する日本の一貫した立場と相いれません。日本国民の感情を傷つけるもので、断じて許容できません」
「北方領土は、歴史的にも国際法上も、我が国固有の領土であります。ロシアの現職の大統領による今般の択捉島訪問は、北方領土に関する日本の一貫した立場と相いれません。日本国民の感情を傷つけるもので、断じて許容できません」
プーチン大統領は、来月下旬の下院選を前に地方遊説をしていて、択捉島視察もその一環とされています。
ロシア プーチン大統領
「いい天気です。リゾート地みたいですね」
「いい天気です。リゾート地みたいですね」
地元住民
「寒さと強風ばかりなんです」
「寒さと強風ばかりなんです」
ロシア プーチン大統領
「私には、この空が見えますよ」
「私には、この空が見えますよ」
1945年からソ連、そして、ロシアに不法占拠されてきた択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島の4島。
過去にロシアの事実上、ナンバー2・メドベージェフ首相が、視察したことはありますが、プーチン大統領自身が足を踏み入れるのは、就任以降、初めてのことです。
ロシア プーチン大統領
「小学生?学校に向けて準備している?ちょっと元気ないね」
「小学生?学校に向けて準備している?ちょっと元気ないね」
小学生
「緊張しています」
「緊張しています」
ロシア プーチン大統領
「どうぞお元気で」
「どうぞお元気で」
地元住民
「ありがとうございます。あなたを支持しています」
「ありがとうございます。あなたを支持しています」
ソ連崩壊以降、日ロ関係は大きく揺れ動いてきました。
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安倍元総理は、4島ではなく、2島返還を軸とした交渉を行い、高市総理も鈴木宗男参院議員をモスクワに送り、5年ぶりの外相同士の接触を実現させてきました。
なぜ、このタイミングでの訪問だったのでしょうか。
プーチン大統領は、12日、視察した太平洋艦隊の司令官に対し、こう述べています。
ロシア プーチン大統領
「我々は何の挑発もしていないにもかかわらず、残念ながら隣国の立場に変化が生じています。最新の防衛白書で、日本は、初めてロシアを主要な脅威に挙げました。我々は、日本の脅威ではありません。何ら要求をしていません。逆に、日本側には領土的要求があります。クリル諸島(北方四島)のことです」
「我々は何の挑発もしていないにもかかわらず、残念ながら隣国の立場に変化が生じています。最新の防衛白書で、日本は、初めてロシアを主要な脅威に挙げました。我々は、日本の脅威ではありません。何ら要求をしていません。逆に、日本側には領土的要求があります。クリル諸島(北方四島)のことです」
プーチン大統領の立場は、一貫しています。
ロシア プーチン大統領(2005年)
「四島は、ロシアの主権下にあり、それは国際法によって確定しています。第2次世界大戦の結果です。我々は、この点について、一切の協議に応じるつもりはない」
「四島は、ロシアの主権下にあり、それは国際法によって確定しています。第2次世界大戦の結果です。我々は、この点について、一切の協議に応じるつもりはない」
ロシア プーチン大統領(2012年)
「目指すべきは勝利ではなく、妥協策です。“引き分け”のようなものです」
「目指すべきは勝利ではなく、妥協策です。“引き分け”のようなものです」
過去に一度も、「返す」とは言っていません。
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角鹿泰司さん(89)は、8歳のときにソ連兵から銃口を向けられ、島を脱出した元島民です。
角鹿泰司さん(歯舞群島出身)
「日本としては平和的に、物事を静かに解決しようと考えている。にもかかわらず、ロシアは、80年間、ぴったり戸を閉めてきた感じ。プーチン大統領が来たというのも、私はあんまり驚いてない。ただ、問題なのは、これからどうするか。どう交渉していくかだろうと」
「日本としては平和的に、物事を静かに解決しようと考えている。にもかかわらず、ロシアは、80年間、ぴったり戸を閉めてきた感じ。プーチン大統領が来たというのも、私はあんまり驚いてない。ただ、問題なのは、これからどうするか。どう交渉していくかだろうと」
外務省は、13日夜、ロシアの駐日大使を呼び出し、抗議を行いました。
専門家が指摘するのは、ウクライナ情勢との関連です。
防衛研究所 兵頭慎治研究主幹
「ロシア領内ウクライナによるドローン攻撃によって、国内で、いま動揺が広がっている。プーチン大統領の支持率が低下傾向にある 。強いリーダーシップというのを、有権者に見せようという狙いがある 」
「ロシア領内ウクライナによるドローン攻撃によって、国内で、いま動揺が広がっている。プーチン大統領の支持率が低下傾向にある 。強いリーダーシップというのを、有権者に見せようという狙いがある 」
もう一つは、日本に対してです。
防衛研究所 兵頭慎治研究主幹
「いま、ゼレンスキー大統領をはじめ、ウクライナ側も日本に対する軍事面も含めた支援の要請が強まっている状況にありますし、また、NATOとの連携の動きも、ロシアはかなり警戒していると思うので、これ以上、ロシアにとって、悪い状況にならないように釘を刺すという。こういう意味合いもあるのではないかと思います。今回のプーチン大統領自身が、北方領土に足を踏み入れたことによって、短期的には、平和条約締結交渉の復活というのは見通せなくなった」
「いま、ゼレンスキー大統領をはじめ、ウクライナ側も日本に対する軍事面も含めた支援の要請が強まっている状況にありますし、また、NATOとの連携の動きも、ロシアはかなり警戒していると思うので、これ以上、ロシアにとって、悪い状況にならないように釘を刺すという。こういう意味合いもあるのではないかと思います。今回のプーチン大統領自身が、北方領土に足を踏み入れたことによって、短期的には、平和条約締結交渉の復活というのは見通せなくなった」
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