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2026年9月10日 16:00

米・共和党大会 “中間選挙前”異例開催 トランプ氏の狙いは?政権&支持層に離反も

米・共和党大会 “中間選挙前”異例開催 トランプ氏の狙いは?政権&支持層に離反も
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アメリカ・テキサス州、ダラスで共和党大会が行われました。

いまトランプ大統領の支持層や政権から離反する動きが出ています。
さらに、11月の中間選挙の行方についてもみていきます。

■中間選挙へ“決起集会”支持率下落も トランプ氏の思惑は?

日本時間の9月10日朝、トランプ大統領は記者団の質問に答えました。
「これから出発する。今夜はものすごい人出になると思う。満員だ。とても大規模で非常に盛り上がる大会になりそうだ。そして、我々が何を成し遂げてきたかを説明する」

共和党は現地時間、9月9日と10日に、中間選挙に向けた党大会を開催中です。
通常は4年に1度、大統領選の年に候補者指名などを行います。
中間選挙の年に開催するのは初めてです。

トランプ大統領は両日とも参加し、いずれも現地時間の午後8時、日本時間の午前10時以降に演説する予定です。
他にも100人以上の講演を計画しています。

トランプ大統領の最新の支持率は、33%まで下落
これは1期、2期通じて最低水準です。
生活費への対応については、回答者の71%が不支持としています。

トランプ大統領は、共和党大会で何を語るのでしょうか。

上智大学教授の前嶋和弘さんです。
「自分は素晴らしい大統領だとこれまでの実績をアピールする。共和党支持者の多くはトランプ氏個人を応援しているので、『俺の選挙だと思って投票所に行ってくれ』と訴えていく」
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■党大会「ハト狩り」優先 欠席議員も トランプ支持者が離反

共和党内に温度差も出ていて、共和党大会への出席を見送る議員もいます。

アメリカのニュースメディア『ポリティコ』が、党大会前に、共和党の議員や候補者など70人以上にアンケートしたところ、党大会に「出席しない」と答えた人が45人いました。

ニューヨーク州のラロタ下院議員は、
「娘と一緒に大学を訪問する予定」
オクラホマ州のコール下院歳出委員長は、
「地元でハト狩りのイベントに出る」としていて、

個人的な予定や選挙区での行事を優先するということです。

欠席の理由は他にもあります。

共和党全国委員会は参加する場合には、最低約400万円の寄付を呼びかけています。
寄付により、ホテル1部屋と、歓迎レセプション、大会本番チケットそれぞれ2枚を受け取れます。

前嶋教授です。
「共和党内ではいまだにトランプ氏への支持が圧倒的だが、必ずしも全員がトランプ応援団ではない。選挙区によってはイラン情勢や物価高を受け、トランプ氏と一定の距離をとりたい候補もいる

トランプ大統領の岩盤支持層MAGA派のトランプ離れも指摘されています。

元FOXニュースの司会者、タッカー・カールソン氏は、もともとトランプ氏の熱烈な支持者でしたが、
新党創設の手助けを検討している。国益とは何かを見いだす誠意ある取り組みが必要だ」と話しています。

共和党、民主党に続く、第3党を結成するのでしょうか。

以前はMAGA派の代表格だったグリーン元下院議員は、
「トランプ大統領は、イラン戦争で私たち全員を裏切った。私たちは右派、左派、中道関係なく、アメリカ人全員に対して、アメリカファーストを約束する。動きは始まった」としています。

軍の指導部でも、4月に、陸軍のジョージ参謀総長が辞任し、海軍のフィラン長官も退任。
8月31日には、陸軍のドリスコル長官も辞任しています。
ヘグセス国防長官と対立した軍高官の事実上の解任が相次いでいて、対イランの軍事作戦が長期化する中、軍内部の対立が浮き彫りになっています。

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■州の名称変更?“トランプ流”背景に焦りも?

トランプ大統領の最近の動向です。

9月6日、トランプ大統領は自身のSNSに動画を投稿し、『ニューメキシコ州』を『ニューアメリカ州』にすることをほのめかしました。

動画について、トランプ大統領は、
「はるかに威厳があり、美しい。気に入った」としています。

8月末には、五大湖の一つである『オンタリオ湖』を『アメリカ湖』に変更する大統領令に署名しています。

ホワイトハウスのホームページには、トランプ政権の看板政策である国境警備不法移民の取り締まりをテーマにした4種類のオンラインゲームを公開しています。

上智大学の前嶋教授です。
「一連の動きは、トランプ氏にとって支持者固めのための合理的な行動。投票率の低い中間選挙で、どれだけ関心を集め、選挙に向かわせられるかを考えている」
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■共和党苦戦 中間選挙敗北するとトランプ政権ピンチ?

中間選挙はどうなるのでしょうか。

現在のトランプ政権は、大統領と、連邦議会の上院・下院の多数派を共和党が独占する『トリプルレッド』の状態です。
トランプ氏の掲げる政策を進めやすい体制となっています。

上院・下院の現在の議席と改選数です。

上院の現議席は定数100議席のうち共和党が53、民主党が45、民主党系無所属が2です。
中間選挙で35議席が改選され、接戦と伝えられています。
下院の現議席は、定数435議席のうち、共和党218、民主党214、無所属1、欠員2。
中間選挙では全議席が改選され、こちらは民主党が優勢とみられています。

“共和党の州”と呼ばれる州で異変が起きています。

1つ目、テキサス州です。
上院の選挙で、共和党候補のケン・パクストン氏と、民主党候補のジェームズ・タラリコ氏が争っていますが、支持率は47%と46%と拮抗しています。

共和党の州の異変、2つ目です。
アイオワ州です。
上院の選挙で、共和党候補のアシュリー・ヒンソン氏と、民主党候補のジョシュ・トゥレク氏が争っていて、接戦と伝えられています。
上院で民主党候補が勝利すれば、2012年以来です。
アイオワ州は、関税や肥料と燃料の急騰が打撃になっています。

中間選挙で、民主党が下院で多数派を奪還した場合です。

民主党関係者によると、公聴会や召喚状、資料提出要求を活用し、トランプ氏を取り巻く企業や金融機関など、政治的・事業的な関係先に関する記録の入手を狙うということで、トランプ氏が自身や側近、支援者の利益のために権力を利用したかどうか追及するとみられています。

上智大学の前嶋教授です。
「上院で野党が過半数をとると、人事の承認を止めることが可能に。ただし、トランプ政権は代理職を置く形で職務を継続させた過去も」

(「羽鳥慎一モーニングショー」2026年9月10日放送分より)

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