国際

2026年9月11日 14:00

【情報まとめ】北方領土は日本と同色に修正 “国連推奨”イコールアース図法の世界地図 木原官房長官「我が国の立場が損なわれないようしっかり対応」

【情報まとめ】北方領土は日本と同色に修正 “国連推奨”イコールアース図法の世界地図 木原官房長官「我が国の立場が損なわれないようしっかり対応」
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日本語版の地図は日本と同じ色に修正

我が国の立場が損なわれないようしっかり対応する

 国連が推奨する図法を用いた世界地図で、北方領土がロシアと同じ色で描かれていた問題で、日本語版の地図は日本と同じ色に修正されました。

木原官房長官
「これ(政府の申し入れ)を受けまして、一定の修正がなされたということを承知をしています」

 修正された地図では、ロシア語名のカタカナ表記になっていた択捉島と国後島が漢字表記になりました。

 一方で、日本はロシアが不法占拠しているとの立場ですが、「ロシアが実効支配」しているとの表記は残っています。

 木原長官は「日本政府の立場に反する表記が見られる場合には、」と強調しました。(11日12:30)

北方領土をロシアと同色表現… 修正申し入れ

 木原官房長官は、面積をより正確に表す「イコールアース図法」の提唱者による世界地図で、北方領土がロシアと同じ色で描かれていることについて修正を申し入れたと明らかにしました。

木原官房長官
「この地図を掲載しているウェブサイトの運営者に対して、在外公館を通じて地図の表記を修正するよう申し入れを行いました」

 地図では北方領土がロシアと同じ色で表現され、「ロシアが実効支配し日本が領有権を主張」と政府の立場と異なる説明文が記されています。

 木原長官は日本の領土や名称について、「誤った認識が広まらないようにする必要がある」と指摘しました。

 4日の国連総会では、この図法の使用を推奨する決議案が日本も賛成して採択されました。

 木原長官は4日の国連総会で採択された決議は、面積をより正確に表す場合に「イコールアース図法」の使用を推奨するもので、今回の地図を含め特定の地図そのものを推奨する内容ではないと強調しました。

 そのうえで今後も必要な働きかけを行い、日本の立場が損なわれないよう対応する考えを示しました。(10日14:00)

アフリカ諸国が主導 「地図を正す」決議案採択

 世界地図などで広く使われているメルカトル図法について、アフリカなどの国々が主導する、別の図法の使用を推奨する決議案が国連総会で採択されました。

 4日の国連総会で採択されたのは、アフリカ諸国が主導した「地図を正す」とする決議案です。

 決議案は、現在広く使われているメルカトル図法について、赤道から離れるほど陸地の面積が大きく描かれるため、実際よりアフリカ大陸が小さく見え、北アメリカやヨーロッパなどが過大に表現されていると批判しました。

 そのうえで、面積をより正確に表すイコールアース図法などの普及と使用を加盟国や国際機関に推奨しています。

 決議は日本を含む164カ国の賛成多数で採択されましたが、アメリカは「イデオロギー的な試みであり、賠償問題などに結びつけられる」として反対しました。

 また、ウクライナなど6カ国が棄権しています。

 なお、この決議に法的な拘束力はなく、航海などでメルカトル図法の使用が制限されることはありません。

 しかし、長年の植民地支配の歴史や、ゆがめられた認知の是正を訴えるアフリカ側の声が多数の賛成によって国際社会で認められた形となりました。(5日13:10)

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