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先月、フランスのスーパーで起きた、冷蔵設備を狙ったサイバー攻撃からわずか3週間。今度は同じ日に、ヨーロッパ各国のスーパーなどで、またもや冷蔵設備を狙った攻撃が相次ぎました。攻撃者の狙いは何なのでしょうか。
冷蔵設備が50度に…食品大量廃棄
捨てられる未開封の食品。そして空になった冷蔵・冷凍ケース。
スーパーの店長
「何でこんなことができるのか。何のメリットがあるかも分かりません。飢えに苦しむ人や十分に食べられない人がいるのに、大量の商品を捨てるのは本当に悲しいです」
「何でこんなことができるのか。何のメリットがあるかも分かりません。飢えに苦しむ人や十分に食べられない人がいるのに、大量の商品を捨てるのは本当に悲しいです」
ヨーロッパ各地で2日、スーパーなどで冷蔵・冷凍設備へのサイバー攻撃が相次ぎました。温度設定が遠隔操作で50度に変更されるなどしたというものです。こうした攻撃は3週間前にフランスでも起き、約700店舗が被害に遭ったばかりでした。今回は新たに、同時に9カ国で攻撃が確認され、さらに被害が広がった形です。
EU ハンセン農業・食料担当
「EUの食品供給網を混乱させ、消費者の信頼を損なうことを意図したものと考えている。深刻に受け止めるべき警告だ」
「EUの食品供給網を混乱させ、消費者の信頼を損なうことを意図したものと考えている。深刻に受け止めるべき警告だ」
スーパーなどでは、冷蔵・冷凍設備の温度をインターネットを通じて遠隔管理できるシステムが使われています。一連の攻撃で標的となったのは、その制御するシステムでした。3週間前に攻撃を受けたパリのスーパーでは、今も元の管理体制には戻っていません。
スーパーの店長
「冷凍庫内が-30度から+40度まで一気に上がっていくのが見えました。どうすることもできませんでした。例えば冷蔵食品が2時間だけ20度まで上がったら、中の食品は傷んでいて危険です。なので夜間や日中、遠隔で監視・制御してくれるのは非常にありがたい仕組みでした」
「冷凍庫内が-30度から+40度まで一気に上がっていくのが見えました。どうすることもできませんでした。例えば冷蔵食品が2時間だけ20度まで上がったら、中の食品は傷んでいて危険です。なので夜間や日中、遠隔で監視・制御してくれるのは非常にありがたい仕組みでした」
“温度制御”システム標的 狙いは?
「食品を狙ったこの攻撃は低コストで即効性がある」と指摘する専門家もいます。しかし、先月のフランスでも、今回の攻撃でも、身代金の要求や犯行声明は確認されていません。こうした危険は、家庭のネット家電にも潜んでいます。
元英国国立サイバーセキュリティーセンターCEO キアラン・マーティン氏
「自宅でできるのは、常にアップデートされた状態にする。次にできるのは“多要素認証”の導入。ハッカーたちも忙しいのです。ネットワークに侵入するのを困難にすれば諦めるかもしれない」
「自宅でできるのは、常にアップデートされた状態にする。次にできるのは“多要素認証”の導入。ハッカーたちも忙しいのです。ネットワークに侵入するのを困難にすれば諦めるかもしれない」
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