歴史的大敗から一夜明け、副大統領が「敗因はイランとの戦争だ」と断言するなど、政権内で「トランプ離れ」が進んでいます。
「ウォーターゲート事件並みの拒絶」
ホワイトハウスはSNSで、そう念押しします。
共和党の大敗から一夜、トランプ大統領はカメラの前へ姿を見せました。
選挙結果に「愛が伝わらなかった」としたトランプ大統領。
ホワイトハウスでは、宴会場の工事が進んでいます。
「信じられるかい?2週間半でやってのけたんだ。とても素晴らしい」
「トランプさん、お願いします」
トランプ大統領は、作業員のヘルメットに快くサインをしていました。
ご機嫌な様子ですが、「選挙の夜は、敗北が明らかになるにつれ、トランプ大統領は、責任を他者に転嫁していた」とワシントン・ポストは伝えています。
明海大学 小谷哲男教授
「(トランプ大統領は)FOXニュースを見ていたようだが、“共和党が劣勢になっている”という情報が出てきてチャンネルを変えて、他にどこか共和党に有利な情報を流しているところはないのかと、いらだっていた」
「青い津波だ。ウォーターゲート事件並みの拒絶だった」
デサンティス氏
「我々は全米を席巻した、政治的な隕石(いんせき)衝突とも言える事態を目の当たりにしました」
副大統領「原因は戦争だ」
中間選挙で大敗したことで、共和党内には亀裂が入り、トランプ離れが進んでいるといいます。
エリン・バーネット氏
「今、何かが来ました。皆さんにもお見せします。2ページにもわたるものでバンス副大統領が書いたものです。中間選挙での共和党の大敗について書かれています。こうあります。『我々が負けた原因はあの戦争です』」
バンス副大統領は「我々が負けた原因は戦争だ」と投稿。もともと反戦のバンス氏ですが、トランプ氏と距離を置く姿勢を示したと、CNNは伝えています。
一方、トランプ大統領は「イランも一因だったと思う。ただ同時に、私がイランに対してしたことの重要性を国民は理解していた」としています。
共和党の大敗を受け、テヘランでは大勢の人が集まり、トランプ大統領とバンス副大統領を描いた巨大な横断幕が燃やされました。
「(Q.バンス氏は『大敗の理由はイラン戦争』だと)それはおおむね正しいと思う。短期的にガソリン価格が少し上がったから。しかし、イランに核兵器を持たせるわけにはいかない」
負けた理由の一つがイラン戦争と認めたうえで、「原油価格はもっと大幅に上がると思っていたが、それを承知で実行した」としました。
“忠臣”交代説も
アメリカメディアの注目は、「トランプ大統領が、共和党の惨敗の責任を誰に負わせるのか」。
CBSテレビは、トランプ大統領がヘグセス国防長官を交代させるべきかどうか、側近に相談していたと報じています。
ヘグセス長官は、議会の承認なくイラン攻撃を推し進めたとして、共和党内で批判が高まっています。
「(責任を負うのは)例えばヘグセス国防長官。中央軍のクーパー司令官や統合参謀本部のケイン議長を解任とも。誰かが責任を取らなければならない」
4日、トランプ大統領はヘグセス長官について問われると…。
ヘグセス長官の交代を否定しました。
共和党内のゴタゴタが続く中、2年後を見据えた動きが始まっています。
クリステン・ホームズ記者
「バンス氏は2028年大統領選について思いを巡らせている。もし出馬を考えているならば、この戦争に関しては “距離を置きたいと思うだろう”と言っていた」
CNNは「28年の大統領選は4日朝から始まる」と冗談交じりに語られていて、バンス氏は早くもこれを現実にしたと伝えています。
ルビオ氏はパーティーで…
ニューヨーク・タイムズが公開している、2028年大統領選に向けた共和党候補の支持率は、バンス副大統領が33%、ルビオ国務長官が23%と続いています。
「トランプ支持層はまだ硬いのでそこを失いたくない。トランプ氏と距離を置くことも、共倒れもできず、難しいかじ取りに」
もう1人の候補、ルビオ国務長官は…。
(2026年11月5日放送分より)










