トランプ大統領率いる共和党の大敗で、世界各国が今後のトランプ外交を見極める中、高市総理はどう向き合うのでしょうか。
“トランプ氏大敗”
負けに負けた中間選挙の翌日ですが、トランプ大統領がしたのは、建設費およそ630億円をかけホワイトハウスに作る宴会場の建設現場に記者団を案内することでした。
「床のために大理石を注文した。実に素晴らしい大理石だ」
「負けたのは自分のせいじゃない」と思っているようです。
では、なぜ負けたのか。アメリカメディアのインタビューでは、一部の候補者たちのせいだとしました。
「私が支援した候補者の中には、私と対立し私を好まなかった候補者もいた」
「率直に言ってそりの合わない候補者もいたが、党のために受け入れた」
トランプ大統領と“距離”
一方、バンス副大統領は2年後の大統領選を視野に入れているのか、トランプ大統領とは距離がある見方を示しています。
調査担当者の分析として、2年前にトランプ大統領に投票した有権者の多くが、今回は民主党に投票したと指摘。そして共和党に支持を戻すためには、4つの条件があるとしました。
「生活費・インフレに焦点を当てる」
「アメリカ第一主義の徹底」
「イスラエルとの関係を見直す」
敗因の一つにイラン攻撃があったというバンス副大統領の見方について、トランプ大統領は…。
問題は今後です。
多くの投票所で投票が締め切られた直後、トランプ大統領がSNSに投稿したのは「VETO」=「拒否権」と書かれたあの赤い帽子の画像です。
選挙前には、民主党が勝てば「ミスター拒否権」になるとも宣言。大統領拒否権を乱発することが懸念されていますが…。
少なくとも結果を受け入れ、民主党との協力姿勢も示したことで、ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は大幅に上昇しました。
世界の反応は
世界はどう受け止めているのでしょうか。
「率直に言って、トランプはこの2年間、ほぼ議会に関係なく政策を決めてきた。それが変わるだろうか。大統領令でことを進めてきたし、これからもそうするだろう」
あまり期待をせず、淡々と受け入れている向きもあれば…。
イランの首都テヘランには、ボロボロになったトランプ大統領やバンス副大統領、イスラエルのネタニヤフ首相の巨大な横断幕が掲げられ、火にかけられました。
「良心のためであれ、生活費のためであれ、アメリカ国民は『戦争に反対』と言った。私たちはこのメッセージを支持する」
パレスチナ自治区ガザの市民は…。
「民主党の勝利と共和党の敗北をすごくうれしく思う。正しさの勝利だ。自分でまいた種だ」
ウクライナのゼレンスキー大統領はドイツメディアのインタビューで…。
高市総理どう動く?
では、高市政権の受け止めは…。
「何とも言えない。議会からの制約が強くなった結果、他のところでどう動いてくるか、得点を稼ごうとしてくるのか見えない」
「トランプ大統領の思考回路は理解できないから、どうなるか分からない。不安だ。内政で束縛されると、得点稼ぎのために外交で何か言ってくることはありえる」
やはり先行きに不透明感が漂っています。
(2026年11月5日放送分より)









