日本時間8日未明、トランプ氏のSNSへの投稿に衝撃が走りました。
「狂暴なファイターであり戦士、ダナ・ホワイト氏に大統領報道官のオファーを出した」屈強な格闘家らを率いる総合格闘技団体「UFC」のトップであり、盟友でもある人物への前代未聞の公開オファーです。
「狂暴なファイター」に報道官打診
「他に類を見ない報道官となるだろう。どうかこの職を引き受けてくれ!」
ホワイトハウスの報道官への就任を打診されたのは総合格闘技団体「UFC」のダナ・ホワイト氏。トランプ大統領と親交が深く、6月にはホワイトハウスで建国250年を記念したイベントを開催しました。
報道官を巡っては先月、就任したザカリア氏が経歴詐称を指摘され、わずか5日で退任に追い込まれて以来、空席となっています。
さらにトランプ大統領はホワイト氏に対し「狂信的な左派から我々を守るために必要だ」と、格闘家6人を連れてくるよう要請しました。
CNNは関係者の話として「ホワイト氏がトランプ大統領からの打診を断った」と報じていますが…
「これから飛行機でワシントンへ向かう」
ホワイト氏は「月曜日にワシントンでトランプ氏と会談する予定だ」と述べています。
選挙大敗 強硬派が首席補佐官に
中間選挙での歴史的大敗を受けて、政権中枢の人事刷新に踏み切ったトランプ大統領。
「彼は素晴らしいファイターです。とても忠実で賢い。毎年MVP級の活躍をしています」
最側近のワイルズ首席補佐官が退任し、強硬派として知られるミラー次席補佐官が後任に就くと発表しました。
退任するワイルズ氏はトランプ氏に苦言を呈することができる「猛獣使い」として知られていました。
一方の、ミラー氏は…
「ではスティーブン・ミラーに一言話してもらいましょう。彼は今とても注目されている。私以上に注目されているのは問題だね」
この週末、トランプ大統領の私邸でお披露目されました。
「ありがとうございます大統領。もしトランプ大統領がいなければ、いまのアメリカは存在していません。この人がアメリカを救ったのです」
1期目のトランプ政権でスピーチライターを務めたミラー氏。以来、トランプ大統領に寄り添い続けてきた“忠実な側近”だとされています。
「トランプ大統領の首席補佐官を務めることは、私の人生における最大の栄誉です。私はみなさんに約束します。トランプ大統領とこの国の成功のために、絶対的な忠誠心、そして全身全霊を捧げます」
第2次トランプ政権では、強硬な移民取り締まりを主導し、「1日3000人逮捕」という目標を掲げました。
「DEA(麻薬取締局)、FBI、ICE、国防総省、すべてを動員する。銃とバッジを身につけた本物の警官を投入し、毎晩、逮捕に当たらせる」
今年1月、ミネソタ州でICE=移民・税関捜査局が市民を射殺した事件では、死亡した看護師の男性を「テロリスト」だと断言して批判を浴びました。
国内の安全保障政策における“影の大統領”ともいわれるミラー氏。その影響力は外交面でも…
ミラー氏を警戒「最も野蛮で非人道的」
今年1月、CNNに出演した際には…
「デンマークはどんな権利でグリーンランドを支配しているのか。私たちが生きるこの世界を支配するのは、強さ・武力・権力なのです」
ミラー氏は去年、カリブ海での麻薬密輸船取り締まりを主導したとされ、今年1月のベネズエラ・マドゥロ大統領の拘束作戦につながりました。
“強硬派”のミラー氏の首席補佐官就任に民主党上院トップのシューマー院内総務は、「トランプは歴史的敗北から何も学ばなかった。ミラーはこの政権で最も野蛮で非人道的な政策の立役者だ」と批判しています。
共和党の身内からも…
「最悪の選択です。共和党と民主党だけではなく、共和党内でも二極化を招く人物だ」
上下両院の多数を制した民主党は、トランプ政権への追及を強める方針で、イランでの作戦を主導したヘグセス国防長官の弾劾決議案が、来週にも下院に提出される見通しです。さらに民主党は、トランプ大統領自身や家族の汚職疑惑も追及する構えです。
「アメリカ国民はトランプ大統領が史上最も腐敗した大統領だと知っています。トランプ氏が株式市場でインサイダー取引をする一方で、アメリカ国民はスーパーで我慢を強いられるべきではありません」
11月8日『有働Times』より
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