台風10号が西日本を縦断 各地で被害[2019/08/16 15:18]

 大型の台風10号は15日午後3時ごろ、広島県呉市付近に上陸しました。広島へ直接上陸するのは、29年ぶりのこと。お盆休みの日本に襲来した台風は、全国各地で撮影されました。奈良県十津川村の投稿者は、玄関を開けると襲ってくるかのような激しい風に恐怖を感じたといいます。
 台風から離れた場所にも影響は及び、関東でもいきなり暗くなって大雨になったところがありました。埼玉県八潮市では午後3時ごろから雷雨になり、大雨になったり弱まったりを繰り返したということです。東京都心では今年一番の強い雨が降り、1時間に20.0ミリを観測しました。東京・新島では海に浮かぶフェリーが大きく揺れています。フェリーは新島の港を目の前にしながらも揺れがひどく接岸することができなかったため、伊豆大島に引き返すことになりました。台風10号は西日本を縦断して、午後8時、日本海へと抜けましたが、16日にかけても強風や大雨になるとみられています。台風10号は17日には温帯低気圧に変わって北海道に進みますが、強さはあまり変わらないため、注意が必要です。

こちらも読まれています