「虹色の雲」上空に出現!珍しい“環水平アーク”[2020/06/26 19:38]

 関東の空で「虹色の雲」が相次いで目撃されました。

 白い雲の隙間に現れた虹色の雲。不思議な色を放つ虹色の雲に多くの人が目を奪われたようです。ニュース投稿アプリ「みんながカメラマン」にも東京・町田市や神奈川県の各地などから多数の投稿がありました。投稿者のコメントは。
 投稿者:「他の雲は白かったんですが、その1つだけが虹色だったんです。」
 投稿者:「虹?虹というよりオーロラでした。」
 これは「環水平アーク」。太陽が高くなる春から夏の昼間に現れる現象です。
 気象予報士:「環水平アークが見える条件としては、太陽が見えていて、かつ、上空高い所に薄い雲がある時。上空高い所の雲の中には氷の粒が含まれている。この氷の粒に太陽の光がある角度で差し込むと氷の粒がプリズムの役割をして光が屈折する。そうすると、地上には虹色のようになって見える」
 条件がそろえば見える現象ですが、気象予報士によりますと、26日に目撃されたこの雲は通常のものとは少し違うといいます。
 気象予報士:「通常の環水平アークというのは巻雲や巻層雲のような薄いベール状の雲で発生することが多いが、26日の環水平アークは、たまたま飛行機雲が薄くなった所にできた。青空の中に虹が浮かんでいるように見えて、とても珍しいパターンの環水平アークと言える」

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