「ワニかと…」体長2m近くの巨大トカゲ脱走 窓をよじ登り…[2022/08/17 19:34]
巨大なオオトカゲが脱走しました。窓をよじ登るオオトカゲ。朝の住宅街が騒然となりました。
17日朝、都内で撮影されたのは、長い尻尾を持つ巨大なトカゲのような生物が、住宅の網戸をよじ登る姿。
頭からしっぽの先まではちょうど窓の高さと同じくらいで、体長は少なくとも1メートル以上あり、投稿者は最初、ワニかと思ったそうです。
投稿者:「近くのアパートに警察がいたので、何かあったと思ってよく見たら、窓に巨大なトカゲのようなものが張り付いていたので撮影した。最初見た時はびっくりして、とても怖かった」
この生物が目撃されたのは、東京都・北区の住宅街です。
日本原産には見えないこの生物について、爬虫(はちゅう)類に詳しい専門家に見てもらうと…。
専門家:「東南アジアに広く分布しているミズオオトカゲという種類です。(北区のは)まだ若いですが、大きくなると2メートル50センチ超えてくる」
専門家によりますと、この生物はミズオオトカゲ。ペットとしても人気で、おととしにはおよそ2500頭が輸入されたといいます。
専門家:「割と臆病なので、人間が近付くことはかなり困難で(トカゲは)逃げる。追い詰められれば尾も振ってきますし、かみつく、ひっかくという武器も持っている」
警察には午前7時45分ごろ、通報があり現場に急行。その後、トカゲのような生物は窓から部屋の中に入ったといいます。
部屋からは、警察官の「段ボールの中だ」「タンスの下だ」といった声が聞こえたといいます。そして、午前9時半ごろ、トカゲのような生物は捕獲されました。
近所の人:「なんとか一生懸命、警察もやっていたけど、なかなか捕まえられない感じで。近くにいたの!と思ってびっくりしました」
捕獲された生物はこの住宅の住人が飼っていたもので、窓から逃げ出したとみられます。
飼い主は現在旅行中で不在ですが、窓は閉めて出たと話しています。しかし映像では、窓が開いているように見えます。
飼い主の住人は「旅行中で今は行けない。預かってほしい」と話したため、警察がこの生物を保管することになりました。