「なんでこんな所に」増水した川の前でブタ2匹…台風15号で大雨被害相次ぐ[2022/09/24 20:39]

 台風15号がもたらした記録的な大雨で被害が相次いでいます。台風は温帯低気圧に変わりましたが、各地で土砂崩れや浸水被害などが起きています。

 静岡県では発達した積乱雲が流れ込み続ける「線状降水帯」が発生するなどして、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を16回発表。

 静岡市では12時間雨量が400ミリを超えて観測史上1位の値を更新しました。

 流されてきたのでしょうか。清水区では増水した川の前でブタ2匹が発見されました。

 撮影者:「なんでこんな所にブタがいるんだろうと思って。流されて来たのかなと思うんですけど。ブーブー鳴いているから、『あ、生きてる良かった』と思って」

 浜松市では一時、警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」を出して命が助かる行動を取るように呼び掛けました。

 掛川市では土砂崩れによって住宅1棟が土砂に巻き込まれ、住民の40代の男性が救助されましたが、その後、死亡が確認されています。

 台風15号は24日朝、温帯低気圧に変わりましたが、雨雲の発達しやすい状況は続いていて、現在、関東や東北でも太平洋側を中心に局地的に雨が強まっています。

 また、雨がやんでいても地面には大量の水分が含まれているため、土砂災害などの災害の危険度も高まっています。

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